第140錠 ページ5
コナン『ひどい…Aさん』
A『…っ大丈夫よ』
目暮『これから調べもありますので、ファンの方やLuNAさんの安全を考えて
ライブは中止させていただけないでしょうか』
A『…』
確かに自分の意思だけでライブをするのは良くないと思う
でも、それでも
A『…嫌です』
コナン『っ!Aさん…』
A『確かに中止すれば安全なのは分かります
でも、今日楽しみにしていたみんなの気持ちはどうなりますか?
みんなに歌を届けに、みんなの何かになりたい為に今日までやってきました
そんな脅迫だけでライブが無くなるのは、嫌です…』
目暮『Luっ…Aくん…』
A『それに兄に言われたんです、このギターの音、絶対止めるなって
だからやります、やらせて下さい』
頭を下げてお願いすると、少しざわついたのが分かった
やり遂げたいから、届けたいから
その意思だけしか今はない、怖い気持ちなんてない
美和子『…警部、やりましょう』
目暮『っ佐藤…!』
美和子『Aちゃんはやると決めたらやる子なのは警部も知ってますよね?
そうでしょ?Aちゃん』
A『っ!美和子さん…』
お兄ちゃんが死んでから、美和子さんも責任を感じていたのは分かる
だから見守ってくれていたことが支えになっていた
美和子さんにありがとうと言い、優しく抱きしめてもらった
すごく安心感かあって、お兄ちゃんのぬくもりとは違うけど落ち着く
目暮『…っフゥ)、本部にも連絡を入れて警備を強化します』
翼『っ!はい、お願いします』
A『っ!警部さん…』
目暮『ダメと言っても分かっていた事だし
それに、松田くんに怒られるからね、妹をお願いされたこちらとしては』
A『ありがとうございます…!』
警部さんたちは警備強化の行き、私も準備する為に控え室に向かう
コナン『すごいねAさん』
A『すごくないよ、私は歌いたいから歌う、それだけのこと
でも誰かの為に歌い、その歌が誰かの支えや何かになってくれればいいだけ』
コナン『僕が絶対に犯人を捕まえる』
A『フフッ、頼んだよ、小さなホームズくん』
コナンくんもそう言うと、何処かへ走り、沖矢さんも向かおうとする
A『コナンくんのこと、お願いしますね』
昴『えぇ、もちろんですよ』
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作者名:リイナ | 作成日時:2021年11月2日 12時