【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ19)

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第154錠-ギスギスしたお茶会①- ページ19

〈杯戸中央病院〉

先生『それでは診察はこれで終わりです』

A『…ありがとうございました』

今日は仕事の合間に病院へ来た

連日仕事で声を使ってるため、少し喉に違和感があったから

とりあえず薬は貰えたので、帰ったら保湿したりしないといけない

A『ふぅ…『出てけぇー！！』っ！え…！』

通り過ぎた病室前から女の人の声が聞こえてびっくりした

後ろを振り向くと、小五郎さんとコナンくんがいた

どうして2人が病院に、そう思いながら声をかけてみた

A『えっと、コナンくんと小五郎さん…？』

コナン『Aさん？こんな所にどうして？』

A『ちょっと診察にね、コナンくんたちもどうして？』

小五郎『ちょっと女房が盲腸で運ばれて』

A『それは、お気の毒に』

コナンくんから聞くと、小五郎さんが奥さんを怒らせるようなことを言ったらしい

その内容を聞いて、そりゃ怒るなぁと思った

安室『あれ、毛利先生とAさんじゃないですか』

A『っ！え…』

安室『こんな所で何してるんですか？』

A『ちょっと診察に来て…っ？』

コナン『(っ！！バっバーボン…！)』

声のする方を向くと、そこには安室さんがいた

どうして安室さんがここに

小五郎さんと話しているのを見てると、コナンくんが私の服の裾を握っていた

A『っ！コナンくん…？』

コナン『(何で黒ずくめの奴らの仲間が…まさか、まさか…！)』

A『コナンくん、コナンくん大丈夫？』

コナン『っ！う、うん…っ』

そう聞くと、コナンくんは私と目を合わせてくれた

でもその顔色は、冷静さを失っていて何処か焦ってるように思えた

まだコナンくんは、安室さんを疑って警戒している

私もそうだ、安室透とバーボン、２つの顔を持つ彼のことを

信じてるか信じてないかというと、微妙なところだ

小五郎『お前は何でここに？』

安室『知り合いが入院してると聞いて見舞いに来たんですが

いつの間にか居なくなったみたいで

コナンくんは前にもここに来たことがあるって看護師さんたちが言ってたけど

知ってるかな？"楠田陸道"って男』

コナン『…誰それ、知らないよ』

安室さんはコナンくんに近寄り、そう聞くけど

コナンくんは知らないと答えた

この2人、何かおかしい気がする

安室さんも雰囲気が違く、コナンくんは何か焦ってるような

この2人の間に、何かある気がした

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