第152錠 ページ17
仕事を終わらせ、コナンくんを学校前で待っている
するとコナンくんから電話がきた
A『もしもしコナンくん?丁度終わったのかな?』
コナン〈うん、今学校出るから何処行けばいい?〉
A『ううん、もう昇降口前にいるよ』
コナン〈え…!〉
そう言うと、コナンくんと丁度昇降口で会えた
コナンくんを車に乗せて、私はサングラスをかけて車を出した
A『驚いた?』
コナン『うん、Aさん車運転出来るんだね』
A『車はプライベート確保出来るからね、ドライブしながら曲考えたりもするし』
大通りに出て、赤信号だったので車を停止させてコナンくんの方を見る
コナンくんは顔を強張らせて私に聞く
A『それで、どうしたの?』
コナン『…昨日安室さんと接触したって本当?』
A『えぇ、昨日マネージャーが体調不良でそれで安室さんが送迎してくれるって
それが?』
コナン『Aさん、安室さんの素性分かってるよね?』
A『えぇ』
コナン『前にも言ったけど、安室さんとはこれ以上関わらないでほしい』
そう言うと同時に信号は変わり、私は再び車を発進させる
A『彼との関わり方は私が決める』
コナン『Aさん…!』
A『それに、私はまだ信じてる…彼のこと』
コナン『でもこれ以上関わるのは危険なんだ』
A『うん、でも…同時に忘れられないもん、彼のことが』
コナン『っ!』
A『安室さんとあの人が違う人だって分かってる
コナンくんは出来る?
その人は自分にとってもしかしたら大切な人なのかもしれない
でも知りたくない真実を知ってしまって
それでも、その人の優しさやぬくもりが忘れられなくて…
コナンくんは出来る?大切な人を忘れる事』
コナン『…』
コナンくんは黙り込んだしまった
そうよね、こんなのただのわがままに過ぎない
でも忘れられない、まだ信じていたい
そして沈黙の中私は車を走らせて、ある場所へ着いた
駐車場に車を停めてサングラスを外し、車から出た後助手席へ回った
コナン『Aさん?』
A『ちょっと付き合ってくれない?』
コナン『ここって…』
A『私にとって大切な場所だよ』
着いた場所は、杯戸ショッピングモールだ
そう、ここは私にとって大切な場所なんだ
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作者名:リイナ | 作成日時:2021年11月2日 12時