第109錠-��- ページ19
スピーカーから聞こえる安室さんの声と
哀ちゃんが答える内容はあまりにも理解し難いものだった
バーボン、ベルモット、そして組織
本当に安室さんは別の世界の人間なんだと思った
一体誰が本当の安室さんなの
私が知ってる安室さんは、誰なの
電話越しに聞こえた爆発音に何も思えなかった
哀ちゃんは電話を終えると、私を見る
哀『悪かったわね、こんな話聞きたくなかったでしょ』
A『…私も薄々思ってた事だし
でも衝撃的っていうか、まだ信じられないかな…哀ちゃんは一体』
哀『死にたくないなら、これ以上は関わらないことね』
たかが、小学生に
違う、小学生の姿をした目の前の女性に私は言葉を失った
"組織"って何、"バーボン"って、"安室透"って誰なの
すると哀ちゃんは安心してなのか、ふらついたその体を受け止めた
眠る哀ちゃんを抱き上げて、私は背中を優しくあやした
今も何が起こってるのか何もわからない
わからないけど、何故か涙が溢れ落ちた
A『(安室さんは、降谷さんじゃないのかな…っ)』
知ってしまった真実をまだ信じきれない
そんな私はただ涙を流すことしか出来ない
しばらくすると、阿笠博士とコナンくんが部屋にやって来た
泣いてた私にびっくりしていたけど、私は阿笠さんに哀ちゃんを預けてコナンくんを呼び止めた
A『コナンくんは、コナンくんじゃないの？』
コナン『っ！…Aさんが思ってることのままだよ』
A『意地悪だね、でも哀ちゃんもそうみたいでまだ信じられないよ
コナンくんたちのことも、安室さんのことも…っ』
コナン『安室さんが敵だってわかった今
Aさんがこっち側に来てくれる方がが助かる』
A『小さな探偵くんは、何が望みなの？』
コナン『…安室さんとはこれ以上関わらないでほしい』
哀ちゃんと同じことを言うコナンくん
それに何故か笑ってしまった
あぁ、知りたかったはずの事なのに、どうしてこんなに辛いんだ
どうしてこんな泣きたくなるんだ
コナンくんが部屋を後にした後、葵が戻って来た
私の様子に気づいた葵は、何も聞かず泣き崩れる私の側にいてくれた
列車は爆発事故が起きたことにより途中駅で止まり
乗客の事情聴取を行うことになった
葵『大丈夫？』
A『うん…ごめんね、せっかくの旅行が』
葵『事件起きたのはAのせいじゃないよ』
A『うん…っ』
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リイナ(プロフ) - 睦月 蓮さん» コメントありがとうございます！LiSA大好きでライブも行きます笑！ (2021年11月2日 11時) (
レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 蓮(プロフ) - 初めまして！いつもどうなるんだろうってドキドキしながら読んでます。LiSAさん好きなんですね！私も大好きです！ (2021年10月16日 12時) (レス) id: 170d46157d (このIDを非表示/違反報告)
リイナ(プロフ) - みぞれさん» コメントありがとうございます！あたたかいお言葉嬉しいです(´-_-｡`)これからも頑張らせていただきます！ (2021年10月5日 20時) (レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - とても面白くてついつい一気に読んじゃいました！更新頑張ってください！これから楽しみにさせて頂きます！ (2021年9月27日 20時) (レス) @page6 id: 976162990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リイナ | 作成日時：2021年9月26日 15時
