【名探偵コナン】愛錠 第3錠【安室透/降谷零】

第114錠 ページ24

夕方の撮影が終わり、私は部屋で寛いでる


A『っ疲れたぁ…』


ファッション誌の撮影は大変だったけど

自分の仕事もあるため休んでばかりじゃいられない


荷物からパソコンを出して、ヘッドホンを繋げて作業をはじめる


A『っ…ふぁぁぁあ…(眠くなったきたなぁ…)』


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〜♪




萩原『Aちゃんほんとうまくなったよな！』


A『ﾍﾍｯありがと〜』


陣平『最初はコード覚えるのも精一杯で、半べそかきながら覚えてたな』


A『だってお兄ちゃんみたいに手先器用じゃないもん』


萩原『それに陣平ちゃんは分解魔だから下手すればギター改造されるかもだし』


A/萩原『『ねぇ〜』』


陣平『…うぜぇ』


萩原『陣平ちゃん照れないの』


A『そうそう、お兄ちゃんが見てくれてるの私分かってるから！』


陣平『バっ、余計なこと言うじゃねぇよ』


A『そういうところも私大好きだよ！』


陣平『っ…たく俺がいねぇと何も出来ねぇようになんなよな』


A『はーい』


陣平『…まあどうしてもの時は俺を呼べ』


萩原『どっちだよ、あだっ！』


陣平『うるせぇ』


A『ﾌﾌｯ＾＾』




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A『っ…ん…』


私いつの間にか寝てたのか

スマホを見ると大分寝てたみたいで、外もすっかり暗くなっていた


懐かしい夢を見たなぁ


あの頃は──


A『(っ…ダメだ、また泣きそうになっちゃう)』


ほんと私って今も昔も弱虫のままだな


でも、もうそんなのは通用しない

後悔や悲しみ、それを背負って行くと決めたんだ

進まないといけないんだ


A『…行け、往け…っ』


使ってない紙の裏に、私は歌詞を書き始めた

ペンを持ってる手に力が入り、何故か涙していた


何故かは分からないけど、きっと私の中で変わりたいと思えた今なんだと思った


この涙から未来が変わっていけるかな


そう思いながら歌詞を書き続けた


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