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見回りをしていると団子屋が見えた
沖「サボるか…」
出た…
名「……まぁ、いいか」
沖「あり?
いいのかぃ?
いつもうるせーじゃねーか」
名「朝からのいろんな出来事で私、疲れ切ってるんですよ
ちょっとは休憩しないとやってらんないです」
沖「おーそれは大変だねぃ」
名「なんで他人事…?
全部テメェのせいなんだけどな…」
沖「なんか言いやしたか?」
名「別にぃ〜」
そう言って団子屋の長椅子に横並びで座る
私はみたらし団子を、隊長は三色団子を頼んだ
沖「ついにテメェもサボりしたんでぃ
同罪だからな」
名「私のはサボりじゃないです〜
休憩です〜」
沖「いいように言うんじゃねーやい」
名「いいように言ってんじゃなくて、事実ですもん
それに、これをサボりって言っちゃうとまた先生に……あ……」
また…先生のこと思い出しちゃった……
ダメだな…なんか前に進もうとしてんのに一歩も進めてないや……
急に黙った私を不思議の思ったのか、沖田隊長が頭にハテナを浮かべたような顔で話しかけてくる
沖「先生が…どうかしやした…?」
名「あ、いや…大したことじゃないんで」
沖「気になるから言え」
名「……よく言われてたんです、先生に
半端者がサボりなんて100年早いってゲンコツ付きで…
それを思い出しちゃって…
ただそれだけのことです」
沖「そうかぃ」
ちょうどそのタイミングで団子が来たので、この話は自然と終わった
・→←第15話 〜どれだけ暗い過去でも決して捨てず忘れずに生きていかなければならない〜
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作者名:さくらゆう | 作成日時:2021年2月26日 23時