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Aサイド
ふーなんとか一通りは避難させれたかな
ったく……慌てすぎだっての
落ち着いて避難しやがれてんだ
そんな風に心の中で愚痴っていた時
突然後ろに気配を感じた
名「っ……‼
誰⁈」
？「クックックッ
相変わらずだな
気配の察知は完璧ってわけだ」
名「えっ……
その声は……」
私は慌てて振り向いた
名「晋助……」
高「久しぶりだな〜A」
名「……久しぶり……晋助…」
高「その服は……真選組か…
なら、情報は行ってるはずだ
俺が何しに来たか」
名「将軍を暗殺に来た」
本当はもう一つあるけど……
高「しらばっくるなよ
知ってんだろう
クックックッ
つくづく面白い女だ
やっぱり……お前を鬼兵隊に入れたい……」
名「っ………」
高「俺たちのとこに来いよ、A
あんなやつらのところなんか、お前を腐らせるだけだ」
と突然真剣な顔をする晋助
ずるいよ……そんな顔……カッコいい…
でも……私はもう決めたんだ……
名「………私……晋助のことまだ好きだよ
でもね……私はここに……大切ものを……私の笑える場所を……作るって決めたの……
だから……晋助にはついていけない…」
高「…………そうくると思ってたぜ
まぁーいい
また迎えに来るさ」
名「次来ても、私は鬼兵隊には入らない
それで、もし私の大切なものを傷つけようものなら………
たとえ晋助でも容赦せずに斬るから」
高「クックックッ
やっぱりお前は面白い女だな
じゃあな」
と私の頭をポンポンと撫で、そのまま去っていった
懐かしかった
でもそれが、どことなく切なく感じたのは……私の気のせいだろうか？
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作者名：さくらゆう | 作成日時：2021年2月26日 23時
