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Aサイド
私はあの会議の後ご飯を食べて見廻りに行った
本当は稽古があるみたいなんだけど……
今はまだダメだって
とりあえず環境に慣れろと………
稽古しなくちゃいけないのにな〜……
私には稽古をサボってる暇なんてないのに……
強くならなきゃ……何者にも負けないくらいに……強く……ならなきゃ……
名「あれ?」
あれは……
と私は橋の上を見る
そこには笠は被っているがたぶん小太郎であろう人物を見つける
誰と喋ってるんだ…?
あいつも笠被ってる……
まさか……⁈
晋助…⁈
私は晋助がその場を離れた後、小太郎の所に向かった
名「あなたは桂小太郎殿とお見受けします」
桂「なっ……⁈(真選組だと⁈)
ひっ人違いだ」
名「大丈夫だよ、小太郎
私、Aだよ
覚えてない?」
桂「A⁉
本当か⁈
それよりもその格好はなんだ?」
名「私ね、真選組に入ったんだ」
桂「なに⁈
なぜ、真選組なんぞに入ったんだ⁈」
名「いろいろ、成り行きで入ることになって…
今は真選組の一番隊副隊長をやってるよ
だから次会った時は、捕まえるよ、小太郎
あっでも私服の時はいつでも話しかけてね」
桂「…………あぁ、わかった」
名「それよりさ……さっき話してたのって……」
桂「高杉だ」
名「なんて言ってたの?
幕府の手を逃れるために京へ行ったって聞いてたけど……」
桂「祭りのためにこっちに来たと言っておった……
気をつけろ
あの祭りには将軍も出るからな
貴様ら真選組も護衛につかされるはずだ
覚えておけ
この祭りには高杉が絡んでくる……きっとなにか起こるぞ」
名「わかった………ありがとう……」
桂「A……まさかまだ高杉のことを………」
名「へっ!」
と高い声が出た
突然そんな事言うからビックリするじゃん
あ〜あ……絶対今顔真っ赤だよ……
桂「…………まぁ〜いい
とにかく気をつけろよ
お前は俺や銀時にとって大切な義妹なんだからな」
名「うん……わかってる…ありがとう」
なんか照れくさかった…
私はそのあとすぐに屯所に帰った
第10話 〜知り合いと街中で会うのって結構気まずいよね〜→←第9話 〜中二病は大人になっても治らない〜
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作者名:さくらゆう | 作成日時:2021年2月26日 23時