第6話 〜希望の光が少し見えると未来はすぐに明るくなる〜 ページ18
屯所
土「足、大丈夫か?」
廊下を歩きながら、風呂場まで連れて行ってもらっていた
名「はい
私、治癒力高いんです
朝よりマシです
手当もしてもらいましたし」
土「そうか
それなら良かった
ここが風呂場だ
今は誰も入らねーようにしてる
一応、ここで見張ってるから
安心して入ってこい」
名「ありがとうございます」
お風呂に浸かり、ここ数日にあったことに考えを巡らせる
ついこの前は私には何もなかったのに……
こんな風に何かを考えたり…そんなことさえできなかった…
考えることと言えば、松陽先生のことだけだった
考えても悲しいだけだった…だったらなにも考えないほうがよかった…
ただただ、起きてご飯を食べてただ歩き寝てを繰り返してきた…
…この胸に空いた…穴の埋め方が…わからなかった……
それはいまだにわからない…
だけど…もしかしたら、その埋め方を……ここで見つけれるかもしれない……
そんな期待が……今までは浮かぶはずのなかったそんな希望が……少し見えたかもしれない…
お風呂から上がり、土方さんにお礼を言う
土「お前の部屋を用意させた
ついてこい」
そうして部屋に案内された
土「今日からここがお前の部屋だ
左の部屋に総悟がいる
俺の部屋も近くにあるから
何か困ったことがあれば声かけろ」
名「ありがとうございます」
そして私は布団を引き、疲れていたのか、そのまま眠ってしまった
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作者名:さくらゆう | 作成日時:2021年2月26日 23時