六話 ページ7
平助と共に江戸から京に戻ってきた。
江戸に行ってから平助の様子が少しおかしいような気がした。
何か迷っているようなそんな感じだ。
かと言って私がなにか言えるかといえば言えることは無いため見守るしかないのだ。
それと山南さんが変若水を飲み羅刹になったことを知らされた。
新選組が幕府の命令で受けもっている変若水。
前までは綱道さんが研究していたがその後は山南さんが変わりにしていたのだが腕の怪我のことを気にしていたため飲んでしまったらしい。
今のところは特に変わった様子はないと聞いている。
とりあえず一安心と言ったところだ。
その日みんなが集められた。
近藤「みんな十四代将軍家茂公が上洛すること聞き及んでいると思う...上洛の際に二条城に入られるまで新選組の総力を持って警護の任に当たるべしと要請をうけた」
全員「おぉー」
上洛の際の警護とはかなり大きなこと。
新選組もそこまで任せられるようになったのだと思うと最初からいた私や皆さんからしたらとても喜ばしいことだ。
今回も総司と平助は不参加らしい。
私は土方さんや近藤さんのそばにいることになった。
その時ふと気配を感じては集中して気配を探る。
『土方さん...』
土方「...先に行ってろ...俺は山崎と行く」
『はいっ』
飛び上がり塀の上に上がれば気配のする方に進むと千鶴と原田さんに一君と知らない男が3人いた。
すぐに降り経てば千鶴の前に守るように立つ。
『なんの用？』
不知火「おっ...前にあった別嬪な女じゃねぇか」
『不知火匡...』
風間「ん？...お前...名はなんと申す」
『...なんで言わないといけないの』
風間「言え」
『久遠A』
風間「Aか...ふっ...千鶴...お前のことは仕方ない諦めてやる...だがA...お前は我妻にする」
『は？』
天霧「待ちなさい...風間...彼女は我らとは違う」
風間「俺が欲しいと思うのはAだけだ...こいつが人間だろうがなんだろうが関係ない」
原田「おいおい、何勝手に口説いてんだよ...Aはお前らに渡すわけねぇだろ」
土方「そうだ...うちの隊士を奪わせるわけにはいかねぇんだよ」
そういえば原田さんと一くん、そしていつの間にか来ていた土方さんは私の前に来ては鬼から守るように立っていた。
私は助けに来たはずなのに何故か守られてしまっている状態に少し混乱した。
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*泡姫*(プロフ) - ピッピさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しくて感激しております(^^)これからも更新頑張っていきます！ (2019年1月4日 23時) (
レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ - 夜遅くにすみません。小説とっても良かったです！オリジナルがとても強いのに、薄桜鬼の良さを無くしていないところがすごいです!これからも頑張ってください。 (2019年1月4日 1時) (レス) id: 90cfe03e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泡姫 | 作成日時：2019年1月3日 1時
