【名探偵コナン】欠片を探しに

二欠片 ページ2

バタバタと部屋を出て行き一人になる

A、それが、私の名前…？
分からない…
あの人は誰で、私は誰なのか。



溢れてくる疑問に頭を悩ませていると
こちらへと向かってくる複数の足音、だんだんと大きくなる
ガラッと開かれた扉から入って来たのは白い白衣を着た先生、看護師さん
そして、さっきの人



「白河さん目が醒めましたか」



眼鏡をかけた、少し恰幅のいい先生が言う
私に話しかけているのだろう



『…はぃ』



そう声を出すと
さっきの人がまた、崩れたように泣き出す



「良かったです」



笑顔を浮かべる先生



「良かったですね、目を醒まされて」と慰めている看護師さん



「はい、はい！」と涙を流しながらも答えているさっきの人



その中で私は一人頭を悩ます
何故だかは分からないが怪我…をして入院していたのは分かる
周りの反応から見ても長い期間眠り続けていたのだということも

でも、



『ぁの、』



「ん？」



『…そこで泣かれている人は"ダレ"ですか？』




そう口にした瞬間
部屋の空気が凍り付くのを感じた。

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ラッキーなキャラ

灰原哀

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