第140話<コナンside> ページ2
〜病院〜
コナン「……な!!
その話は本当なの……?!」
俺は思わず声を荒らげた。
あいつが……Aが、そんな事をしていた
とは思ってもいなかった。
でも……考えてみればそうなんだ。
………あいつは自分が組織を抜けた理由を
話した事は一度もない。
その記憶もあいつは……失っているんだ。
バーボン「………さっき言った事は事実だよ。
どうやってそれを入手したのか、
どうやって組織から逃げられたのか……
それは分からないけどね。」
……ん?
それって、どういう事だ……?
赤井「………どうやって逃げられたのか、とは
どういうことかな……?
まるで見張りのような奴が側に
居たかのような言い方だが。」
……どうやら、先程の話に疑問を持ったのは
赤井さんも同じだったようだ。
バーボン「居たさ。
彼女が任務放棄したとかで、
組織のとある部屋で
謹慎を命じられていなからな。
謹慎に監視をつけるなんて
今までは無かったが、
過去に脱走者がいたから
当然といえばそれまでだろう?」
赤井「………なるほどな。」
任務放棄か。
もしなにかの研究なら
研究の放棄っていうよな……。
……というか、
過去の脱走者って……灰原の事か?!
まあ、幼児化してダストシュートから
逃げたんだから
痕跡も何も残っていないだろうしな。
そんな事を思っていると………
バーボン「………さあ、ここからが本題だ。
全部の情報を話せとは言わないが、
多少は話してほしい。
情報の共有は必要だろう?」
赤井「…………。」
………やっぱそうなるか。
確かに情報の共有は必要だ。
実際に今も安室さんは教えてくれたしな。
………でも、Aが記憶が戻らない以上は
安室さんにとっての有力な情報は
提供できない。
まして幼児化状態で会わせると説明が面倒
だし、それが分かっても何も進展しない。
さて………どうするか。
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作者名:ルシュウ | 作成日時:2017年9月17日 13時