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どうも、はじめまして。
いや、お久しぶりです、かな。
……どっちでもいっか。
Aです。
突然ですが、転生しました。
しかも私のイチオシだった龍馬さんのおうちに。
だけど、なにかが、
そう、おかしいんです!
私の好きだったのは「坂本龍馬」であって、決して「坂本辰馬」ではない!
でも彼のお姉さんは乙女姉やんだし、お兄さんは私の父でもある権平さんだし。
私の叔父さんだけがおかしい。
なにがって名前が。
しかし家紋を何度確認してもそれは坂本家の物。
?「A、ご飯できたち、はよ来や!」
『あ、うん!』
今のは乙女姉やんの声。
はあ〜、今日も綺麗なお声っ!!!
走って居間に行くと、そこには父上と母上と乙女姉やんたちが。
『あれ、辰馬兄は?』
私が問えば、乙女姉やんは驚いた顔をして言った。
乙「あれっ、辰馬はまだ来ちょらんのかえ。きっと練習じゃの。まったく、すまんな、A。ちくと待っちょれ」
『乙女姉やん……』
トゥンク……自ら向かう優しさ……好き……。
私が乙女姉やんの優しさに浸っていれば、辰馬兄が彼女に耳を引っ張られながらやって来た。
辰「ちょ、いたっ、姉やん痛いぜよ!!!」
乙「痛くしとるんじゃ!ったく、兄上らはともかく年下を待たしたらいかんじゃろ!」
辰「すまんっ、すまんち!許しとうせェェェェ!!!!」
***10分後***
『美味しかったあ、ご馳走さま〜。あ、乙女姉やん、下げとくき』
乙「ええん?ほなよろしゅう頼もうかの」
食器を渡そうとした乙女姉やんの手が私の手に触れる。
『……ええ香り……』
乙「え?」
思わず光の速さで口を塞いだ。
要らん言った。やべえ。
乙「……あ、髪のコトかえ?なあに言うちょるがか!Aのつこうてるのと一緒やき」
ふにゃりと笑った顔が可愛くて辛いぞ。
え、この人ホントに17??
え?????
え───?
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作者名:まかろん | 作成日時:2018年11月18日 20時