高い彼と低い私

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店長「今日ヘアからね」

やまと「はーい」



店長と大飛くん、亀崎さんはヘアセットスペースに歩いていった



『あの…』と声が聞こえて振り返ると見覚えのある顔…


全然変わってない…


中学の時同じ委員会だった、あつきくん



あむぎり「もしかして…」



もしかして覚えられてる…？



開きかけたあつきくんの口を思わず手で塞いだ



あむぎり「っ？」



驚いた顔をしたあつきくんはコクコクと首を縦に振った


ゆっくり手を離すと『びっくりした…』と小声で呟いた




「ごめんなさい…」



『あ、あっちゃん』と店長が駆け寄ってきた




店長「今日から入った篠原さん」

「ネイリストの篠原Aです」

あむぎり「あ、コムドットのあむぎりです」




『篠原』と聞いて少し不思議そうにしたあつきくんだけど、続けて自己紹介してくれた



店長「じゃあ、あっちゃんネイルからね、よろしく」



そう言って私の肩を叩いた

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