隣の幼馴染くん (ページ22)

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それからもずっとAとの関係は変わらなかった

高校に行っても、何度か彼女を作ったし、

それでも、その度Aのことが忘れられずに別れて、

大学に行くと、付き合わずに女遊びをすることが増えた

大学を辞めて働き始めた頃から、前みたいにずっと一緒ということは難しくなって、

このまま会わなくなれば、Aのことを忘れてしまえるんだろうか…

なんて思ったりして…

それから俺はコムドットに加入して、ありがたいことに忙しくさせてもらって、Aと会うことも少なくなった

ある日、編集をキリの良いところまで進めて飲み物を取りに行こうとリビングに行くと、

ゆうた「あれ？Aじゃん」

「ゆうたくん、久しぶり」

ひゅうが「どうした？」

「ちょっとね、届け物」

ひゅうが「そう」

「ひゅうママ、最近あんまり帰ってこないから寂しいって言ってたよ」

ひゅうが「あぁ、そろそろ帰るよ」

「じゃあ、忙しいだろうし、私そろそろ帰るね」

あつき「もうちょっとゆっくりしていけば良いのに」

「みんなの邪魔したくないし、じゃあね」

やまと「うん」

ひゅうが「気をつけて帰れよ」

「うん」

Aは手を振って帰って行った

ひゅうが「…」

ちょっと会っただけで、こんなにすぐ気持ちが溢れる

ひゅうが「…」

すぐに編集部屋に戻って、邪念を掻き消すように編集に集中した