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「部活、部活……」




金曜日、HRが終わって体育館へと急ぐ


急いで準備しないと…




香織「Aちゃん」

「へ?」




近道をしていると、香織先輩の声が聞こえた




「香織先輩…」




香織先輩の隣には友梨奈先輩と加奈子先輩もいる




香織「Aちゃんさ、」

「はい…」

香織「マネージャー、辞めてくれない?」

「…」

香織「本当、ムカつくからさ」

「…」

友梨奈「最近ゆうたとも仲良いよね?」

「それは、手伝ってくれて…」

香織「なに?私たちが何もしてないって言いたいの?」

「…」

加奈子「Aちゃんさ、ゆうま目当てでバスケ部来たでしょ?」

「…」

香織「しっぽちゃんなんて呼ばれて、デレデレしちゃってさ…」

「デレデレなんか…」

香織「目障りなんだよね」

「…」




友梨奈先輩と加奈子先輩に両腕を掴まれた




「ぇ…、ちょっ…」

香織「消えてよ」




そう言う香織先輩の手にはハサミが握られてる




「やめっ…」




暴れるけど、2人に押さえつけられて、ザクッと音がした




「っ…」

香織「しっぽ、なくなっちゃったね」

「…」

香織「もう、ゆうまに近づかないで」

友梨奈「ゆうたにもね」

加奈子「ひゅうがにも」

「…」




3人はクスクス笑いながら歩いて行った




「…」




髪を触ると短く切られていた

もう、しっぽちゃんって、呼ばれない…




「かえ…らなきゃ…」




こんな姿じゃ、部活に行けない…



カバンを持って体育館と逆方向に走った

その途中、下を向いて走ってたから前から来る人に気づけなくてぶつかってしまった




「すみません!」

やまと「……A?」

「…」




バッと顔を上げるとやまと先輩で、私の顔を見て目を丸くしてる




やまと「その髪…」

「ぁ……が…ガム、ついちゃって……それで…」




そんなわけないのに、言い訳を探す




やまと「……今日は、部活休んでいいから」

「…」

やまと「美容院とか行って、整えてもらいな?」

「…」




頭を下げて歩き出した




やまと「待ってるからな!」




『辞めんなよ』って言われた気がした

.(やまとside)→←.



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明希(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます! (6月27日 13時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - 悠馬くんの話最高です。大好きです。 (6月27日 0時) (レス) @page14 id: 7c16c151d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2023年4月22日 13時

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