短編集.com3

.（Day.2） ページ20

(ひゅうがside)





ゆうた「じゃあ、行ってくるわ」

やまと「気をつけてな」




仕事へと向かうゆうたは、あつきが寝ている間に事務所から出発することになった

完全にゆうたに懐いているあつきが、簡単にゆうたを行かせるわけがないと踏んだからだ


まぁ、起きてからも怖いのだが…



ゆうたが出て行ってからしばらくすると寝室から小さな泣き声が聞こえてきた



ぼんと一緒に寝室へと向かうと、ベッドの上に座って泣いているあつき




あつき「うっ…ｸﾞｽｯ…ゆたぁ…」

ぼん「あつき、おいで」

あつき「ぼん…ちゃ…」

ぼん「ゆたは、今日お仕事に行ってるんだ、俺で我慢できる？」

あつき「ぉち…ごと…」

ぼん「うん」

あつき「…ぉち…ごと…なぃーｯ…！」




案の定ゆうたがいないと分かるとギャン泣きしだした




ぼん「あつき、あつきがいい子にしてたらゆうた早く帰ってくるよ」

あつき「ん、や！」

ぼん「あつきがわがまま言ってたらゆうたに嫌われるよ？ずっと帰ってこないよ？」

あつき「ん、やぁだ！」

ぼん「でしょ？じゃあ良い子で待てる？」

あつき「ん…」

ぼん「ん、良い子」




あつきが泣き止んだのを見て、キッチンへと向かった




やまと「ひゅうが、どうしたの？」

ひゅうが「飯、作ろうと思って」

やまと「おぉ、サンキュー」

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