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(ひゅうがside)




ゆうたとの電話を切った今も尚、チビは大声で泣いている


子供って何が好きなんだっけ?


辺りを見渡しても子どもが喜びそうなものはない




ひゅうが「…」




ふと目に入ったのはあむぎりが集めているワンピースのカード


この年の子どもってワンピース分かんのか?

でも、やってみねーと分かんねーよな…




カードを1枚手に取り、なるべく近づかないようにチビの近くに投げた


一瞬泣き止んでカードを見たチビは、カードを手に取って泣きながらカードを見つめた




ひゅうが「(ホッ…)」




ようやく大泣き→泣きへとレベルが1つ下がった…



チビが飽きてカードをベッドに置いたら、新しいカードを投げてを繰り返していると玄関のドアがガチャっと開く音がした


『ひゅうがー』とゆうたの声が聞こえて『ゆうたぁ…』と声を上げると足音が近づいてきた




ゆうた「なんだよ、助けてくれ、っ…て…」




ゆうたの視線がベッドへと向き、チビを見つめると固まった




ゆうた「は…?」




カードから顔を上げたチビが、ゆうたを見ると体をビクッと震わせて『うぅぅ…』とまた泣き始めた




ゆうた「あぁ……泣くな、泣くな」




そう言いながら近づいてチビの頭を撫でた




ゆうた「怖くないから、大丈夫」




ゆうたに頭を撫でられると鼻を啜りながらコクンと頷いた




ゆうた「名前は?言える?」




ゆうたがそう言うと、チビは『あちゅき…』と呟いた




ひゅうが「あちゅき、って……あつき!?」

あつき「(ビクッ)ぅ、うぅ…」

ゆうた「あぁ…大丈夫、大丈夫、怖くない」

あつき「うぅ…」




チビ、もとい、あつきはゆうたに抱きついた

完全に懐いている…




ゆうた「あつきね、俺はゆうた」

あつき「ゅ…た…」

ゆうた「うん、で、あいつはひゅうが」

あつき「ひゅ…ぁ…」

ゆうた「うん、怖くないよ、大丈夫」




あつきをそのまま抱き抱えて背中をポンポンと叩くゆうた




ゆうた「とりあえず、やまととゆうまにも連絡して」

ひゅうが「ぁ、おう」




やまととゆうまに事務所に来るように連絡をした

.→←チビぎり



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明希(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます! (6月27日 13時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - 悠馬くんの話最高です。大好きです。 (6月27日 0時) (レス) @page14 id: 7c16c151d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2023年4月22日 13時

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