短編集.com3 (ページ15)

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チビぎりページ15

(あむぎりside)

あむぎり「んんぅ…」

ひゅうが「ちょっと寝てくれば？全然進んでねーし」

あむぎり「ん…」

いつもなら『大丈夫』とそのまま編集を続けるけど…

あむぎり「1時間だけ寝てくる…」

今日は自分でも『ダメだ』と思うほど全く進んでない

寝室へと向かい、ベッドにダイブすると秒で瞼が落ちてきて、そのまま意識を手放した

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(ひゅうがside)

ひゅうが「ふぅ…」

編集がひと段落してふと時計を見る

ひゅうが「は…？」

あむぎりが寝に行ってから1時間半が経ってる

あいつ、アラームかけずに寝たな…

ひゅうが「あむぎりー」

寝室に行き、盛り上がってる布団をバッと剥がした

ひゅうが「……は？」

そこにいたのはあむぎりではなく、2〜3歳くらいの子ども

え、なに？ドッキリ？

てか、あむぎりどこ行った？

そう考えていると『んぅ…』とチビが目を擦り起き上がった

ひゅうが「…」

チビと目が合って、直感的に『ぁ、ヤバい』と思った瞬間、目をウルウルとさせたチビが『ゔわぁぁーぁあ！！』と泣き出した

ひゅうが「うわ、どうすんだよっ…」

生憎、事務所には俺とあむぎりしかいない

しかも、あむぎりはどっか行ってるし、

ひゅうが「ゆうた！」

ゆうた『……んだよ』

頼みの綱のゆうたに電話をかけた

ひゅうが「助けてくれ！」

ゆうた『はぁ？なんか動画撮ってんの？』

ひゅうが「ちげーって！」

ゆうた『胡散臭いんだよ……。ってか、なんか辺りうるさくね？』

ひゅうが「マジで頼む！助けてくれ！ゆうたぁ…」

自分でも情けないと思う声を出すと、ため息をついたゆうたが『すぐ行くわ』と言った

やっぱ持つべきは友達だな！