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試合の準備をしていると、隣に誰かがしゃがみ込んだ
「…?」
隣を見ると、やまと先輩が私を見ている
「どうしたんですか?」
やまと「ごめん」
「何がですか?」
やまと「香織達のこと気づかなくて、1人で辛い思いさせて」
「…」
やまと「髪も」
「これは、やまと先輩のせいじゃ…」
やまと「それと、さっきゆうまと2人でいるのも見た」
「…」
やまと「しっぽちゃんって、もうあだ名として定着してるし、別に良いんじゃねーの?」
「…」
やまと「香織たちも居ないし、これからはゆうまとのことだって気にしなくても」
「…」
やまと「俺らはもう3年だからさ、残された部活の時間は短いし、受験勉強だって忙しくなる」
「…」
やまと「今が丁度良いタイミングだと思うけどね」
「…」
やまと「後悔しねーように」
ポンっとやまと先輩の手が私の頭に乗った
やまと「当たって砕けろよ、1年」
「……砕けちゃってるじゃないですか」
私がそう言うとふっと笑ってポンポンと頭を叩いた
その後立ち上がって手を叩きながら『ゲーム始めんぞー!』とコートの中に入って行った
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明希(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます! (6月27日 13時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - 悠馬くんの話最高です。大好きです。 (6月27日 0時) (レス) @page14 id: 7c16c151d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明希 | 作成日時:2023年4月22日 13時