◯きっかけ（虫眼鏡side） ページ34
(In 2018年)
てつや「今日もう1人YouTuber来るらしい」
虫眼鏡「ん？」
フィッシャーズ(シルク・ンダホ)とコラボすることになり、撮影当日てつやからそう言われた
そしてやって来たのが、
「初めまして、瀬戸Aです」
Aだった
可愛いさと綺麗さを兼ね備えているような、
でもどことなく幼い感じだった
コラボ動画を撮影して、直感的にこの子とは仲良くなれそうだと思った
でも、こんな風に可愛い女の子と仲良くするとファンの子も良い気はしないかもしれない
最悪の場合、ファンがこの子を叩くかもしれない
そう思って、あまり関わらないようにしようと思った
その考えが変わったのは、
撮影後みんなで話していた時、
「あの、お手洗い借りてもいいですか？」
てつや「うん、いいよ」
そう言って部屋から出て行った彼女
気のせいかもしれないけど、うっすら汗をかいていたような…
声も少し震えていたような気がした
電話をかけるふりをして部屋から出た
トイレには誰もいなくて、微かに鼻を啜る音が聞こえたのは一個手前の部屋
静かにドアを開けると、座り込んで涙をボロボロと溢している彼女がいた
なんとかしなきゃと咄嗟に思って、彼女の前に座って正面から抱きしめた
安心させるように、背中をポンポンと叩いていると、
いつの間にか背中に回された彼女の手が俺の服の裾をギュッと握った
服が離された頃には彼女の涙は止まっていて、身体を離した後、目を彷徨わせた
「虫さん、ごめんなさい…」
虫眼鏡「A」
「…！」
初めて呼び捨てで呼んだから目を見開いてビックリしてる
虫眼鏡「ご飯、食べに行こうか？」
「…」
彼女は目を彷徨わせた後、コクンと頷いた
虫眼鏡「何食べたい？」
「……まんぷく家」
虫眼鏡「結構ガッツリだね…」
苦笑いして彼女の目元に触れた
虫眼鏡「メイク、直しておいで？」
そう言ってリビングへと戻った
虫眼鏡「僕、Aとご飯行ってくるね」
てつや「はぁ！？行くなら全員でしょ！」
『2人でなんて絶対ダメ！』とてつやが駄々をこねる
虫眼鏡「はいはい」
そして、メイクを直して戻ってきたAと、フィッシャーズメンバー、東海メンバーでまんぷく屋へと向かった
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明希(プロフ) - Rioさん» 誰とくっつけたいかは読んでいただいてると分かると思うんですが、どこまで書くかはまだ決まってません。コメントありがとうございます！ (2023年2月4日 13時) (
レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - この作品のオチ等は決まってるんですか、？素敵な作品ありがとうございます♪ (2023年2月3日 22時) (レス) id: 43556f048a (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - コムレモン2さん» いつも読んで下さってありがとうございます！ (2023年1月15日 14時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
コムレモン2(プロフ) - ほんとにこの話好き、はやく続きを見たいと思う (2023年1月15日 0時) (レス) @page27 id: 03e4820daa (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - コムレモン2さん» ありがとうございます！ (2023年1月7日 13時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明希
| 作成日時：2022年12月7日 22時
