短編集.com2 (ページ37)

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2（ひゅうがside）ページ37

ひゅうが「おつー」

やまと「おつー」

事務所に着くとスカイピースの2人がもう来てた

ひゅうが「え、俺遅刻した？」

やまと「いや、3人が早かっただけ」

ひゅうが「3人…？」

今日は確か、2人だけのはず…

イニ「あれ？やまと言ってないの？」

やまと「サプライズが良いかなと思って」

ひゅうが「なに？」

テオ「Aも来てるよ」

ひゅうが「え？」

やまと「そろそろ、ひゅうがも先に進みたいもんね」

そう言いながら肩を組まれる

ひゅうが「うるせーよ」

やまと「だって、あのひゅうががずっと我慢してるなんて、考えられない」

ひゅうが「…」

進みたくても、無理なもんは無理だろ…

ひゅうが「で、Aは？」

やまと「寝室で寝てる」

ひゅうが「は？」

あむぎり「昨日ほぼオールだったんだって」

ぼん「ちゃんと干してあって、誰も使ってないベッドで寝てるから大丈夫だよ」

ひゅうが「…」

寝室に行ってドアを開けると気持ちよさそうに寝てるA

違う部屋とはいえ、男ばっかりの事務所で寝れるようになったんだな…

ベッドに座って頭を撫でる

頭を撫でる、手を繋ぐくらいはすんなりできるようになった

ほぼオールなら、そんな簡単には起きねーよな…

ひゅうが「……A」

小さく名前を呼んでも起きない

ゆっくりと顔を近づける

ひゅうが「……起きねーと、キスすんぞ」

唇が触れる寸前で『ん…』と唸って寝返りをうった

ひゅうが「…」

でもすぐに俺の方を向いて手に擦り寄ってきた

『ひゅうがー…』と控えめの声を出しながらやまとが顔を出した

やまと「揃ったから、撮影する始めるよ」

ひゅうが「おー」

最後にAの頭を撫でて寝室を出た