ねがてぃぶがさんじゅうさん ページ34
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そもそも意味ないよねこれ、沖田は本気で効果があると思ってやってるのかな?
真面目に彼の頭が心配になってきたよ…。
とうの本人はと言うと、恥じらいが無いのかさっさと猫を探し始めていた。
その格好屈みにくくない?すごいね。
もうどこから突っ込めばいいかわからなかった、とは言えこの格好はかなり恥ずかしい。
野良猫探しはまあ…見廻りついでにできるからいいが、この格好だけでも何とかならないだろうか…。
恐る恐る彼に近づき、伸ばしかけた手を結局引っ込めて声をかける。
「あの…この格好じゃ私、路地裏から出られないんだけど……」
「はァ?気合いが足りてねーや」
「そうですか……」
もちろん、私が怯んでしまって交渉は失敗に終わった。
がっくしと肩を落とし、今までの経験上から沖田を説得することを諦める。
はあ……どうしてこうも、かぶき町の人は頭がおかしいのだろうか……。
頭がおかしい人筆頭に、咄嗟に万事屋の面々3人か頭に浮かんだ。
……いや、人のことをこういう風に言うのは良くないな、きっと私がおかしいんだろう、多分。
多分。
ぶんぶんと頭を振って気を取り直す。
「沖田、そもそもここに猫っているの?」
「大丈夫でさァ、
いざとなったらにゃ〜るでもなんでも買いに行きゃいい」
「いるかいないかの話なんだけど…」
いきなり最終手段の話をされても不安しかない。
「つべこべ言わず働け」
「沖田に言われると思わなかったよ、その台詞」
「なんでィ、こっちは朝霧のために動いてやってんだ」
「頼んでな………う、嘘です、ありがとう、すごく嬉しい」
猫の着ぐるみを着ているのでイマイチ迫力がないが、過去一の睨みを効かされて言いかけた言葉を飲み込んだ。
さっと顔が青ざめていくのを感じる。そろそろと視線を沖田から逸らした。
……そ、そうだよね、うん。
せっかく沖田が遊びに誘ってくれた(?)から、無下にするのもよくない。
何度目かわからないが、そう自分に言い聞かせる。
きょろきょろと周囲を見渡し、人目がないことを確認してから、私も屈んで猫を探し始めた。
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ヤマダ電機(プロフ) - 城崎 茉孤さん» 恐縮です…嬉しいお言葉ありがとうございます…!励みになります😭 (1月6日 22時) (レス) id: 7a7cca59ad (このIDを非表示/違反報告)
城崎 茉孤(プロフ) - 好きです…、文字書きとしてはクソみたいな感想投稿しちゃって申し訳ないんですけど、超好きです…。 (1月6日 12時) (レス) @page50 id: 8e9637cb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダ電機 | 作成日時:2023年12月10日 21時