Revolution of Nothing

14ターン目 ページ17

「どうっちゃ？この世に絶対なんて確率はないっちゃ。あるのは100から0％。そして今のお前の確率は限りなく0。シールドも0、勝率も0。負ければ星も0！すべてが0っちゃ！」
「星0⁉やべえ……！」
　星0のペナルティは説明されていないが何かまずいことになると勝太は理解している。何よりカレーパンと交換することが出来なくなるのだ。
「そして私の勝率は、あー残念、非常に残念なことに、100％っちゃ」
　ロボの顔に表示された100%の文字。このままでは、何らかの番狂わせでも無い限り勝太が勝つ事は不可能。
「くっ！それでもまだ、手札にはこいつらがいる。オレのターン！燃えるメラッチを召喚！もう一度行くぜ！」
　勝太が召喚したのは、燃える革命 ドギラゴン。
「俺は賭ける！こいつらに！」
「また革命っちゃ？どうせ1ターンの間無敵ってだけじゃたかがしれてるっちゃ」
　ハカセのバトルゾーンにはブロッカーであるマリン・フラワーが3体。どうにかしないとこのターン凌ぎ切っても勝てない。
「いや、ドギラゴンならきっとオレにこたえてくれるはずだぜ！」
　絶望的な状況でも勝太は揺るがない。能力が分からないのに勝太はドギラゴンを信じた。その信じる心が、革命を起こす。巻かれている鎖に、革命の紋章が浮かび上がる。
(…………？)
　それと同時にセツの耳に何かの咆哮が届く。手が無意識の内にデッキケースに添えられる。革命の力を持つレジェンドカード、ドギラゴン。その解放されようとしている力にロールシャッハが反応していた。
　そして、ドギラゴンの鎖が、弾け飛んだ。
「信じてたぜ、ドギラゴン！」

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ラッキーアイテム

デッキケース

ラッキーレジェンドカード

燃える革命 ドギラゴン

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