【文スト】御都合が良すぎる財団職員様。

2.都合が悪すぎる財団職員。 ページ2

マシンガン、 銃、刃物、その他諸々。使い方は分かれど名前も知らない凶器を持ち出し、諸君が見たら収容違反パラダイスとでも声に出しそうな屋外に出る。荷物をサイトの前に積み上げる。持ち出すのが不可能な為、此処だけでも。と。乾パンなどの食料や水、ライト＿簡易的な治療を行えるもの。詰めれるものはバックパックに全て詰める。それを外に出る財団職員に渡した。彼は屋外の状況を広く広く見る目になってもらわなければならない。私は一旦外に出て、出来るだけ安全状況を確認し、彼を送り出した。自らもバックパックを背負い、何時でも出れるように準備を＿。

通達、来るのかね。

一回り小さめのこのサイトは小さいが為に残存してるといっても良い。戻る。

ガニメデ・プロトコルに関する警報。それの受信。それまで待つ。

　 寝ても良い位くそったれだ。

＿誰かがリセットボタンを押したのだろうか。


緊急放送が流れた。それだけ。どうなるのかと言う不安が精神に負担を掛ける。それからは覚えていない。

唯…。

それからはご存じの通り壁になり、壁に挟まれ、そう思えば落ち、落ちる奈落側になる。燃える。水になる。消化。そして壁に。叫ぶ。山々が、見える。こう言うことを繰り返していく、きっと誰かが世界の深層にたどり着いてしまうんではないかと思う。もう、どれくらい繰り返したかわからない。

次の瞬間かもしれないし、もう何年も経ったのかもしれない。その瞬間にループが断たれた事は事実だ。ホワイト何たらも起こらず河川敷に吹き飛ばされた。全く哀れな人生だ。説明する暇もない。自分に着いてきたバックパックの中に立体物が多いからか背中から転がったときには激痛が走った。つぶれたような音が喉から出る。えげつない。転がりに転がり、腹から着地しやっと止まったその時、川に落ちそうになった。このまま死ぬのか、死んでくれ。光が差し込むがこれ以上目が開けられない。意識が落ちる。終わった。此処が何処かも解らずに。これも過程の一部だとしたら、こんなことはもう懲り懲りだ。


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使用させていただいたもの
→説明と同様の物です、一話参照

3.理解不能な財団職員様。→←1.小説内で使用するSCPについて。追記あり

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