唐突。 ページ5
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ナオミとあんな、平和な会話をしたのは何週間前だっただろうか。
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僕達探偵社は、今殺人罪で追われている。
勿論殺人なんか犯していない。
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なら......
谷崎「投降しましょう。ボク達は無実です
調べればきっと............」
乱歩〈無駄だ〉
そう言った後、電話からは乱歩さんの声が聞こえた。
谷崎「乱歩さん、御無事でしたか!」
乱歩〈種田長官の止血処置をして逃走中だ。〉
武装探偵社が犯人だと言うなら、乱歩さんが種田長官を刺したという事になるのだろう。
乱歩〈長官の意識が戻れば証言して貰えるかもしれんが.........望み薄だろうな〉
谷崎「何故です?」
乱歩〈「本」は異能者が創ったのではと長官が云ったが多分違う。
あれは異能の更に上の「何か」だ。〉
乱歩〈その証拠に、虫太郎君の現実改変異能は記憶の改竄までは出来なかったが、今回それが起こっている〉
鏡花「慥かに、ある。
私達が人質を拉致し、殺した記憶が。」
国木田「......慥かに.........斗南司法次官は、人質として事件の全容を見ているにも拘らず
探偵社を「犯人」と断言した。」
谷崎「じゃあ、若し捕まッたら」
乱歩〈政府には『記憶を読む』異能者がいる。
調査されれば死罪は確実__〉
乱歩さんの声は其処で薄れた
《カツン》
電話から何者かの足音が聞こえる。
《居たぞ!》
乱歩〈ちっ〉
乱歩さんが警察に見つかってしまった様だ。
《ドンッ . カンッ . バコッ》
《ガシャンッッッッ》
硝子の割れた音が響く。
国木田「乱歩さん!?」
〈 ツ____...... 〉
電話からは冷たい電子音しか流れない。
谷崎「そんな......乱歩さんまで」
谷崎「あの時乱歩さんが云ってた『探偵社が滅ぶ』ッて、この事だったンですね.........」
__もうじき探偵社に大きな仕事が来るが絶対に受けるな!
受ければ探偵社は滅ぶ!___
__この殺人を止める為に命を懸ける___
____なら勝手にすればいい!____
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沢山の声が蘇った。
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餡(プロフ) - ヒトさん» 円地文子先生の誕生日をお借りしました!文豪と同じ誕生日なんて羨ましい.....!返信遅れて申し訳ありません(汗) (2019年12月25日 9時) (レス) id: 9802221c35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - 夢主と私、同じ誕生日でした。嬉しい。 (2019年12月15日 15時) (レス) id: 3761af80f9 (このIDを非表示/違反報告)
餡(プロフ) - 玲華さん» コメントありがとうございます!更新が中々出来ていませんが、読んで頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年9月22日 19時) (レス) id: 9802221c35 (このIDを非表示/違反報告)
玲華 - ?子はてること読みます!面白かったです(*´∇`*) (2019年9月22日 17時) (携帯から) (レス) id: 75c341e54f (このIDを非表示/違反報告)
餡(プロフ) - 刹那さん» ムフフフ(=´∀`)採菊さん恋バナ上手く躱しそうですからね.......ちょくちょく明かして行こうかと思っておりますψ(`∇´)ψグヘへ (2019年4月30日 20時) (レス) id: 9802221c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餡 | 作成日時:2018年11月30日 18時