・ゆうた × 主人公 ページ12
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ゆうた「やっとだわ...Aちゃん後ちょっと我慢して俺に着いてきてくんない?」
「我慢とか言わないで!嬉しいから!」
コテージの近くにある神社みたいな所を2人で歩くことに。
ゆうた「ごめんね?2人と話してしんどいと思うけどこれ渡したくて」
ポケットからブレスを取り出してAに渡すゆうた。
ゆうた「付けてあげたかったけどもう2つ付いてるしあいつらと一緒のとこ付けるのやだから持ってて」
「わかった、ありがとうゆうたくん」
ゆうた「俺のこともゆうたって呼んでよ。やまとのこと呼び捨てなのに負けた気がする」
「いくらでも呼んであげるよ」
ゆうた「じゃあ呼んでみて?」
「ゆうたっ!」
ゆうた「なに?」
「あっちでお参りしよーよ!」
ゆうた「夜の神社とか怖くないの?」
「こんだけライトアップされてたら大丈夫!」
いこ!と言いながらゆうたの手を引くAに、さりげなく自分の指を絡めるゆうた。
「うわ、ゆうた慣れすぎ〜」
ゆうた「初対面の男の手握るAちゃんも大概よ?自覚ある?」
「ある、って言ったら?」
ゆうた「俺まんまと騙されてんな、って思う(笑)」
「騙されちゃダメだよ!そんな純粋だとオオカミにもすぐ騙されるよ!」
ゆうた「あたしはオオカミですって言ってる?」
「ちがう!あたしはオオカミじゃない!やまとくんにも言ったけどあたしお金あるし賞金とか興味無いから」
ゆうた「うん、めちゃくちゃリアルな返答」
「でしょ(笑)ほら、お願いしようよ」
ゆうた「何お願いすんの??」
「ふふ、素敵な恋愛出来ますよーにって」
ゆうたの目を覗き込んで言うA。
ゆうた「...期待しちゃうんだけど」
「いいよ?」
ゆうた「はぁ...まじせこい。もういい。諦めた。無理。」
「何を諦めるの?」
ゆうた「自分の中でストッパーかけるの」
「、???」
ゆうた「今はまだわからなくていいよ」
ほら、戻ろ。とさっきとは逆にAの手を取って歩き出すゆうたの手に指を絡めるA。
「さっきの仕返し〜!!(笑)」
ゆうた「うん、俺からしたらただのご褒美で草」
そんな話をしながらコテージへと戻った。
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作者名:yyf | 作成日時:2021年8月31日 6時