コムドットのマネージャーはハイスペック美人 ２

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酒のせいか少し涙目のA。

募集した質問を淡々を答えるAが俺らのことを本当に大事だと思っていることをお酒が教えてくれる。




こてん、と俺の肩にAが頭を乗せた瞬間


ﾌﾞｰﾌﾞｰ


俺の携帯が震えた。






画面を見ると やまと の文字。







ゆうた｢はい｣


渋々電話に出ると


やまと｢ゆうたっ、A今どこに居るか知らないっ！？電話も繋がんなくて、位置情報もオフになっててどこ居るか分からなくてっ！！｣


相当焦っているやまとの声が耳に飛び込んできた。





ゆうた｢他のみんなには、連絡したの｣

やまと｢まだしてない｣




このまま知らない、と嘘をつけば良かったのに


頭を軽くトントン、としてAを起こし携帯を渡した。






｢ん、、誰？｣

やまと｢Aっ！？なんでっ、ゆうたの家に居るの、今？｣

｢やまと…？｣

やまと｢連絡返さないし位置情報もオフにしてるしほんとに心配したよ…｣

｢思い出した、私怒ってるのやまとに。だから失踪したの｣

やまと｢俺なんかした…？｣

｢2回も言ったのに分かってないじゃん！もう知らない！分かるまでそっち帰らないから！｣

やまと｢ちょっ…！｣



そう言ってふて寝してしまったA

ほっぽり出された携帯を手に取り、耳に当てる。






ゆうた｢俺から言うのもなんだけどさ、Aに何回自分で食べたものは自分で洗うって言われた？今日また溜まってた食器見て我慢の限界が来て俺に連絡来たんだよ。だから俺が失踪動画にすれば？って言った。これはちょっと反省しないといけない所なんじゃない、やまと｣

やまと｢…その事か。ゆうたごめん迷惑かけて｣

ゆうた｢俺は別に迷惑とか思ってないからいいけど｣

やまと｢すっげぇ反省した…。こんなすぐ出来る事後回しにしてA怒らせて馬鹿じゃん俺｣

ゆうた｢もう同じ事しないならAも怒る事ないし、2人で住んでるって自覚そろそろ持てよ？｣

やまと｢はい…反省してます…｣

ゆうた｢とりあえずもう遅いし今日は俺ん家泊めるわ。明日の朝一でも送りに行くけどどうする？｣

やまと｢明日出来るだけ早く迎えに行くわ｣









この2人は仲良く居て欲しい、たまに自分のこの気持ちを恨む時がある。

けど本当に幸せになって欲しいし、その為には今直しておける所は直させるのが俺の仕事。

なんかお父さんみたいだけど…笑


スヤスヤ眠るAのおでこにそっとキスを落とした。



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