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朝8時 俺からしたら早朝
反省した顔つきのやまとが家に来た。
やまと「なんか、巻き込んじゃってごめん」
ゆうた「…今更だろ笑 気にしてねぇから」
やまと「…ありがとゆうた」
やまとがか細い声でそう呟いた。
やまと「昨日酒呑んでた?」
ゆうた「失踪企画恒例だから呑んだけど、しっかり酔ってたねこいつ」
やまと「やっぱり…」
熟睡するAを見るや否や、苦笑いで溜息をつくやまと
やまと「お世話になりました」
Aを担いで出てった。
ゆうた「ほんっと世話かかる奴ら…笑」
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「ん…」
目が覚めると見覚えのある部屋。
私の部屋だ…。あれ、私昨日ゆうたの家に居たはず
ベッドから体を起こすとぐわーんと重くなる頭
どうやってここまで来たっけ、と頑張って思い出してると
やまと「A、目覚めた?」
ドア越しにやまとの声が聞こえた。
「入っていいよ」
ドアを開け、私の顔を見た瞬間
やまと「ほんとにごめん!!」
やまとは勢いよく私に向かって頭を下げた。
やまと「これから食べた物はすぐに片付けるし、食器もすぐ洗うし、洗濯もするから、嫌いにならないで…もう、居なくならないで…」
そう言ったやまとは今にも泣き出しそうな顔をしていた。
その姿が愛おしくてやまとを抱きしめると
やまと「っ…」
子どもみたいに泣き出してしまった。
「全部やまとがやらなくて良いよ、どっちかが出来る時にやろう?
私もこんなちっさい事で怒って出てったりしてごめんね」
大きく首を横に振ったやまと
やまと「いつもマネージャーの仕事頑張ってくれて、編集もやってくれてるのに家の事で迷惑かけてごめんっ…」
やまと「編集終わってA居ないの気付いて急いで家中見たんだけど、どこにも居なくて位置情報もオフになってたし連絡もつかないし、ほんとどうしようかと思った…」
「ごめんね、ちょっと懲らしめようと思ってゆうたに協力してもらったんだ」
やまと「電話越しにAの声聞こえた瞬間 安心して今みたいに泣いた」
「はは、ごめん笑」
今回の失踪でやまとはすごく反省してくれたし、お互い出来る時にしようねってわだかまり、と言うまで大袈裟な事ではなかったんだけど 環境は良くなった。
ゆうたにいつも迷惑かけちゃってる気がするから今度ミルクティー箱買いしてあげよう…笑
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ゆめだるま(プロフ) - まちがえて評価1にしちゃった。まじおもしろいのに、ほんとにごめんなさい (2022年12月2日 23時) (レス) @page1 id: 4dffc3b8f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!この小説がなくなっちゃうのは悲しいです!はやくやまとくんと結婚するの楽しみにしてます! (2022年1月28日 23時) (レス) @page16 id: eb377cbad2 (このIDを非表示/違反報告)
夏の木 - みきおだコラボで、おだけいとの、絡みほしいです!!本当に、この小説最高です!!!! (2021年11月1日 14時) (レス) @page4 id: 83541d093d (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - アバンティーズとのコラボで、ツリメくんと仲良くなっちゃうマネージャーちゃん。それに嫉妬するやまとくんが見たいです! (2021年5月27日 2時) (レス) id: f4d00eef7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マンネ | 作成日時:2021年5月27日 1時