シェアハウス～changmin～3rd (ページ31)

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遅ればせながらハロウィンパーティーパート2 ページ31

｢ねえチャンミン。パーティー料理って何作るの？｣

｢いや、そんな凝ったものじゃなくて、みんなでわっとつまんで食べれるものを考えたんだけど……｣

そう言ってデカいカートンを押しながら肉売り場へ直行。

なんだ。バーベキューか。なんて思ってたら意外なものを手に取った。

｢ジャーン！鶏さんですよぉ！｣

いつもウチで出したら文句言ってる鶏肉を手に取った。

｢これで甘辛ネギソースの唐揚げを作ろう！｣

と、鶏肉2キロ分をカートンの中に。

ネギ2束と付け合わせのプリーツレタスも2株入れた

｢あとは…やっぱ定番キンパを作りたいから、牛の小間切れ肉と入れておこう！｣

やっぱり牛入った(笑)

でもなんかメニューがハロウィンとは程遠い気がするんだけど(苦笑)

それに内容的にパンチが弱い気が。

もっとこうパスタとか、ガバッと大皿に漏れるようなもの出した方がいいんじゃないの？

｢んー、それだと食べづらいし、取り分けづらいから…アレにしよう！ヘルシーで美味しかった小カブのカルパッチョとカツオのたたきのマヨぽん酢！あとはフルーツ盛りだくさんな！｣

楽しそうに材料を入れていく。

時折｢お腹大丈夫？｣と聞いてくれる優しさにきゅんとしながら(笑)

｢あ、料理はともかく、いちおうハロウィンなら、お菓子必要なんじゃないの？｣

｢あ！そっか！そうだな！Trick or Treatだもんな！｣

今度はお菓子売り場に直行。

｢個包装でさ、いっぱい入ってるやつがいいよな？｣

ブツブツ言いながら売り場の前でしゃがんでじっくりお菓子を探すチャンミン。

｢よっこらしょ！｣

私もちょっと重くなり始めたお腹を抱えて隣にしゃがむ。

｢おいっ、だめだって！足痺れるぞっ！｣

｢痺れそうになったら立つよ(笑)早く探そ？料理する時間なくなっちゃう。｣

二人で個包装になった大袋のお菓子を探す。

なんでもない時間がなぜかしみじみと幸せに感じたのはなぜだろう。

こうしている事がほんとに凄く幸せに感じた。