ヒニムの中心 (ページ41)

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炎 kh ページ41

端から見ると分かるんだ。

ヒチョルヒョンのチャクサラン(片思い)スイッチ。

ヒチョルヒョンの目はAとジニヒョンの間を行き来して、

僕には全く向かない。

A「初めまして！キム・Aです！

大好きです！！」

もともと高いヘリウム声をさらにトーンアップして言うA。

それこそ可愛らしい猫みたいだ。

A「デビューされた時からペンです！」

jj「ありがとう」

ジニヒョンもまんざらでないって感じ。

身長差が物凄くて、可愛い可愛いって感じで見ている。

ナデナデして良いんじゃないかなあって思ってしまう小動物系女子・A。

jj「ちなみに、誰のペン？」

A「もちろん……」

ジニヒョンを見上げるA。

ウルウルモード発動。

ジニヒョンもニヤニヤするしかないだろう。

jj「ジニオッパ？」

ウンウン、と何度も頷くA。

ポニーテールが揺れていた。

今度はAが、ご主人様大好きな子犬みたいに見えた。

思わず手を伸ばしたジニヒョン。

Aの頭をポンポンすると、Aの顔がパァッと明るくなる。

と共にヒチョルヒョンの目がメラメラって燃える気がした。

完全に体に力が入っているヒチョルヒョン。

jj「俺、今日は監督としてここに来たけど、

撮影の時以外はオッパって呼んでいいよ？」

Aとヒチョルヒョンの目が同時に見開いた。

多分、傍観者である僕の目も見開いている。

A「はい」

ヒチョルヒョンの炎がバチバチ音を立てた。