ヒニムの中心 (ページ14)

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気持ち悪い you ページ14

A「誤解なんかしませんよ。靴まで履いてるのに」

本当は全て思い出したけれど、

ヒチョルシに抱え上げられてる間のことも全て思い出したけれど、

現実逃避の為に忘れた振りをしているだけ。

hc「さすが小動物！分かってくれるな！」

前々から思っていたけど、

A「小動物って、何ですか……？」

hc「お前のこと」

A「はあ……」

理解に苦しんでいると、

ヒチョルシが私のデビュー曲の

“L.O.V.E”の振りを真似して見せた。

hc「ちっこくてほっそい人間がごっついダンサーの間でこんな可愛らしい踊りをしてるんだぜ？

小動物に見えて仕方なかったよ」

訳が分からないし、やはり気持ち悪い。

本人の前で、こんなこと……。

やはりこの人は実は変態なんじゃないの？

hc「例えば猫とか？」

そう言ってリビングへ続くドアを開けて、

飼い猫を招き入れるヒチョルシ。

hc「ヒボマー、ベンジナー」

ヒチョルシがそう呼んだのに、

2匹の猫は飼い主の横をすり抜け寝起きの私のところに来た。

そしてミャーミャー鳴く。

hc「同じ小動物には勝てないか……」

ヒチョルシが本気で落ち込んでいて、

面白い。