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見るんじゃなかった ページ12

LHRが終わり、帰る支度をしていた私は、まだ飾り付けをしている係の人達を見て感心する。

きっと、みんな、文化祭を盛り上げたくて頑張っているのだろう。

そう考えるとなんだか私もやる気が出てきた。

手伝いたい気持ちは山々なんだけど、今日は今日はころんの放送。それに珍しく6時から。


時計を見上げれば、もう五時半。
今からバスに乗って帰ると考えて、急ぎ目に帰らなければ間に合わないだろう、


鞄を持った私は、はや歩きで教室を後にした。


そういえば、ころん放課後呼ばれてるって、言ってたな。

「先帰ってても良いよ」というころんに私は拗ねて、「待ってるに決まってるじゃん」と意地を張ったのだ。


誰に呼ばれているんだろう、なんて考えながら下駄箱に向かって階段を下りていた時、空き教室から声が聞こえた。


興味は無いので無視してまた階段を下りようと一歩踏んだ時



「…どうしたの。急に」

…え?


誰かに笑って訪ねているころんの声が聞こえたんだ。



_______


ころんくんside



今日のLHRが始まる少し前のこと。

LINEの特徴的な音が鞄から聞こえて、携帯を手にとった。


宛先は小学校からの幼馴染み、笹川からだった。

最近は特によく話しているし、なんだろうって思いつつLINEを開いた


【「今日の放課後、ちょっとだけ、良い?」】

そう書いてあり、気になる気持ちもあったし、長瀬には下駄箱で少し待っててもらおう。


「少しだけなら」と返した僕は、放課後になった今、空き教室に向かった



_______のが今までの出来事。


「急にどうしたんだよ…笑」と訪ねる僕に、笹川はこう言った




「…好き、なんだよね、私」

それはもう最初から希望や望みなんてないような口調だった。


「……え。僕のこと…?」

「それ以外に誰がいるの…笑」


びっく、りした。

最初に受け取った感情は「嬉しい」だった。



オレンジ色の夕日が、僕と笹川、それに空き教室を綺麗に染めていた。


「…え、でも、僕は…」

「…わかってるよ。ころん」


動揺する僕に、笹川は落ち着いた口調で言葉を伝える

「…ころんには、Aちゃんがいるし、ころんがAちゃんしか見えていないことも、わかってる。」


…いや、別に長瀬しか見えていない訳じゃないんだけど(((




「…でも、伝えたかっただけだから」


「…うん。ありがとう。」

頬が少し赤い笹川に、僕は優しく微笑んだ。



…長瀬が見ているとも知らずに。

嫉妬→←文化祭の準備



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ゆぅり - 箸の続き気になり過ぎます!!更新頑張ってください!! (2022年8月6日 23時) (レス) @page30 id: 23fc903083 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - あっきぃさん» それな!うちも同じ事書こうとしてたわww (2020年3月16日 17時) (レス) id: 6022793049 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 夢主ちゃんところちゃんが告白したときの昔話的なの見たいです(どっちが告ったのか知りたいだけ) (2020年3月3日 7時) (レス) id: 4df7e315c0 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - え、待って。。ツンデレやん。。最高やん。。神やん。。 (2020年2月23日 23時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
あっきぃ - 待ってやばいキュン死しそう 私ころんくん推しなのでマジでやばい 更新頑張ってください (2020年2月17日 22時) (レス) id: 44f0793f1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りい | 作者ホームページ:ホムペ  
作成日時:2020年2月14日 13時

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