あの二人、今日も喧嘩してるんだってよ【ころん】

文化祭の準備 ページ11

『…いやいやいや、やっぱり無理…!!』



現在時刻、昼が終わりLHRの時間。1時です。

あれから、順調ではないけど順調に計画は進んでいった。


学級だけでなく学校がすっかり文化祭モードになってきました。


そんな中、私は＿＿＿＿


「…いや、お前Aなら絶対いける…!!マジで…!!」

「頼む」と頭の前で手を合わせているさとみくんに、私は動揺する


『…え、あ、でも本当に…!!』

「…俺もやるから…!!マジで!!保証する…!!」


そう…。私は学級を通る人の誘い込み役をお願いされた。

沢山学級の前を通るお客様を、私が引き留めて興味を持ってもらいたいらしい。


こんなにも必死にお願いするさとみくんは初めて見たし、それに私はなんの役割を持っていない。


「…い、一緒にやってくれたら、また勉強教えるって…!!」

『…ふーん…勉強ねえ…？』

物足りなさげに私が言うと、さとみくんは「ぅう」と顔をしかめる。

「…く、クレープ奢るって…!!」

『…クレープぅう…？』

『…そっか、クレープか。クレープねえ』


…


「…もうわかったってハンバーグ定食奢るよ…！！」

『やります。やらせてください。』

「あとドリンクバーもね」と付け足す私に、さとみくんは呆れながらも「わかったよ」と笑ってくれる


いや、別に私奢ってもらわなくてもやるつもりだったけど…。いや、それは盛りすぎた、ごめんさとみ。


「…ったく。クレープとかたぴおかじゃなくて、お前はハンバーグ定食なんだな」

『…いや当たり前じゃん。クレープはまだしも、タピオカなんて芋の塊よ』

「…おい今すぐ全国の女子高校生に謝ってこい」


呆れるさとみくんに、私は『なにすれば良いの？』と役割内容を細かく訪ねる。


さとみくんは、「よく聞けよ？」と丁寧に教えてくれた…。

＿＿＿＿＿＿＿

すとぷり24時間リレー、全く見れてない…。

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