第 18 話 ページ20
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「……澤村を過去に戻すことはできる？」
「………え、」
あの日、澤村と菅原が別れた後。直ぐに菅原を引き留めた。今まで話すことのなかったAの事。最初結局好きでも何でもなかったのか、と怒りを覚えたがただ、自分の気持ちを押し殺していただけなんだと、気づいた。
菅原は呆気に取られたような顔をし、少し冷たい目をした。それも一瞬で直ぐいつもの朗らかな爽やかな笑顔に戻る。
「うん。できる。……でも、贄が必要なんだよなぁ……。」
「…少し気になってたんだけど、その『贄』ってなんで必要なの？」
「……説明が難しいから、明日でいい？それまでに用意しとく。」
「…わかった。」
「簡単に言っとくと、俺のこの力は不完全なんだ。だから贄が必要。」
私達は学校に戻り、澤村が使っているものを贄として使うことにした。我ながら自分勝手で可愛くない女だと思う。だけど、Aを助けるためならなんだってする。
菅原と別れ、家に着く。夕食は取らずお風呂だけ入り布団に入る。
今まで誰かを巻き込むことなんて考えたことなかった。ずっと一人で頑張ってきたけど急に仲間が出来たみたいで、朝起きて戻っているのを確認した時柄にもなく笑みが溢れた。
澤村が何か、変えてくれるかな。
第18話▪原因
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夏(プロフ) - コメントありがとうございます👌めっちゃ掛け持ちしてるので更新が遅くてすみません。早めに更新出来るように頑張ります！ (2023年5月12日 18時) (
レス) id: c735372d58 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - めっちゃ好きです、、続きが気になる（ ; ; ） (2023年5月12日 7時) (レス) @page8 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2023年2月27日 8時
