勇気 ページ24
誰かにこんな話をするのがここまで緊張して勇気のいる事だったなんて、思いもしなかった
まだ全然話していないのにもう心が折れそう……
「まずその明王の告白云々の前にね、話さなきゃいけないことが２つあるんだけど」
「落ち着いて、ゆっくりでいいから何があったか聞かせてくれ」
「!! うん…あのねまず最初に風丸の事なんだけど」
「(あぁ、プロポーズの…前に不動がやけになって話していたっけか)」
「この前風丸が日本に戻ってきてた時、大事な話があるからって一緒にいた日があったのね。その時は遊んだり食事をしたりって感じだったんだけど、帰る際に"結婚を前提に付き合ってほしい"って交際を申し込まれたの…」
「…まぁ風丸は中学の頃からお前の事が好きだったからな」
「そうなの!?」
「むしろ気づかなかったのか、それはそれですごいぞ」
「うっ……それでその時はなにも言えずに終わって…その風丸の交際云々からまた数日経ったときに、お母様から電話が来て…」
「…母親から?」
「うん…もういい年だから結婚しろーって…勝手にお見合い話進められてて、勝手なことしないでって直接実家に帰って伝えたけどダメだった
それに相手の方にはもう話をつけちゃってたみたいでどうしようもなくなってて……」
「それでそのお見合の相手は誰だったんだ?」
飲み物を飲みながらそう尋ねてくる鬼道
もうここでタジタジしてたって意味はない、そう思ってぶっちゃければ
「……ヒロト」
「ﾌﾞｯ」
「え!?ちょ、鬼道!?」
「すっ、すまん…驚いてしまってつい」
飲んでいた飲み物を鬼道は軽く噴き出した
急いで零れた飲料をおじぼりでふき取る
「だっ大丈夫?」
「あ、あぁすまない、続けてくれ」
「えと、それでお母さんたちはヒロトの事を覚えているのか忘れているのかはわからないけど、ヒロトを私の婚約者として迎い入れて…
ヒロトとも何回か食事をしてその件について話し合ったりしてたんだけど、でもどうやらヒロトは理由がどうであれ私との結婚は賛成だって言ってて……」
「まぁヒロトもお前の事が好きだった時期があったからな…」
「え!?そうなの!!?」
「…お前本当に鈍感だよな」
「そ、そうかな…?」
にしても風丸もヒロトも10年前、私が好きだったなんて今聞いちゃうと……
「でも、そんなお前でも決心をつけるために俺に頼ってきたんだろ?」
「!!」
……そうだった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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倉狩莉緒菜(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんコメントありがとうございます。リアルの方が忙しく、中々更新できない日々が続いていました、出来るときに少しでも多く話数をあげられるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。またそのようなコメントが頂けてとても嬉しです! (2019年6月16日 15時) (
レス) id: cee2073a15 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年6月5日 18時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - ゆいどんさん» えっとですね、ユーリ!!!onice というアニメのユリオわかりますか??そのキャラのコスプレして後ろ姿でポーズしてるやつが私の今のアイコンです！ ヘッダーの居場所入力のところに「イナイレ 最強少女の世界編スタート」とあるのも目印かと！！ (2018年8月15日 2時) (レス) id: 71e9921762 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいどん(プロフ) - 倉狩莉緒菜さん» どんな感じのアイコンですか！！なかなかそれらしき人が見当たらなくて… (2018年8月15日 0時) (レス) id: a65eaf3afd (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - ゆいどんさん» 全然いいですよ(^^)お待ちしてます！ (2018年8月14日 23時) (レス) id: 71e9921762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2018年1月6日 15時
