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獅子の覚悟 ページ27
卒業してから3年
まだAに会いに行くことが出来ない
俺はAから目を逸らして、何も無かったかのように日常を過ごしている
情けねぇ
『また会いに来て』
溢れそうな涙を堪えて、震える声を出したAの顔が何度も蘇る
「おじたん、また考え事〜？」
チェカ。
お前の立場だったら俺は、Aに付いて回る教えすら無くしてやれるんだろうか
「…大事な女1人守れない奴に何も言う資格ないな」
ガキ相手に何言ってんだか
「おじたんは強くてかっこいいから大丈夫だよ！」
純粋で穢れを知らない瞳がAそっくりだな
「でももう遅いんだよ」
「遅くなんてないよ！昔聞いたことあるもん。お姫様はずっと運命の王子様を待ち続けてるって」
ハッ笑わせてくれる
Aが姫なことは間違いないが、俺が王子様だって？
…あぁでも、それも悪くないな
「すっかり侵されちまった」
「なにか言った〜？」
なんでもねぇよ。チェカの頭を撫で、俺は心を決める
今更遅いと突き放されてしまうだろうか
それでも俺は、Aの元へ向かわなければ行けない気がした
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あやねっち - 葉夢さん» それな… (2020年9月30日 20時) (
レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
葉夢(プロフ) - すごかった… (2020年8月31日 14時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミィモ | 作成日時：2020年8月13日 9時
