獅子と姫君【ツイステ】 (ページ21)

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大問題ページ21

_______ごめんねA。だけど、どうか私の呪いを塗り替えられる素敵な王子様と幸せになって_______

今のは誰かしら

優しくて暖かくて大切な人だった気がするのだけど…

そんなことを考えている場合じゃないわね

『ちょっと。レオナ起きて』

どんなに背中を叩いても私を離そうとしないレオナ

私は貴方の抱き枕じゃないのよ

それにこんなところ誰かに見られたら大問題だわ

「レオナさーんいつまで寝てるんスか。このままじゃホリデーもここで過ごすことになります…よ……？」

あぁもうだから言ったじゃない

「お取り込み中失礼しました！レオナさんこんなことなら一言声掛けてくださいよ」

大きな声をあげながら部屋を出ていくラギーさん

「…朝からうるせぇな」

『いつから起きてたのよ…ラギーさんに言っておいてくれたんじゃなかったの？』

「早く寝るから部屋に入るな。とは言ったな」

それだといつも通り朝起こしに来ちゃうじゃない

溜息を吐いて緩んだ腕から身を引く

『ほら。早く身支度を整えてラギーさんに謝りに行くわよ』

あぁ。と返事をしたレオナがベッドから出たのは30分後だった