星空 ページ16
完全に寝てしまっていたわ
「やっと起きたかよ」
嘘みたいね
あれ程 眠れなかったというのに芝生の上ではぐっすりだなんて
『腕、痛いでしょう?ごめんなさい』
「オマエの頭なんか重くも何ともない」
レオナは本当に優しいわ
私を助けてくれたあの時から何も変わらない
なんだか涙が溢れそうで、そっと空に視線を移した
『まぁ!見て、レオナ。今夜は星が綺麗だわ』
満天に輝く星たちに抑えていた涙が落ちた
「…泣くほど綺麗か」
『えぇ。綺麗よとっても』
幼い頃見ていた星空は、閉め切られた窓の内側から
私には空が澱んで見えたわ
『ねぇレオナ、貴方にまた会えてよかったわ』
そんなに悲しい顔をしないで
「そうかよ」
痛々しい笑みを浮かべるレオナの瞳に、私はどう写っているのかしら
きっと同じくらい酷い顔をしているわね
だけれど大丈夫
どんなことを思っていようと、私たちは今 同じ星空を見ているもの
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あやねっち - 葉夢さん» それな… (2020年9月30日 20時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
葉夢(プロフ) - すごかった… (2020年8月31日 14時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミィモ | 作成日時:2020年8月13日 9時