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マルがソファの背もたれに左腕を乗せたのを合図に向こう側に走って突っ込む
右足に痛みが走ったけどそのまま転がるように突っ込んで渋谷の頭をグリップで殴る

す「ゥグッ!」

渋谷の拳銃を握った腕の右肘に弾を撃ち込むと異様な角度に腕が曲がって血が飛び散った
ようやく見えた横山の頭に信ちゃんが銃口をつきつけたけど、それに気づいた横山は立ち上がって信ちゃんのお腹に肘を入れる

雛「ッッ!」

お腹を抱えて悶えるように倒れこんだ信ちゃんをチラッと横山が見た隙に、足蹴りする
避けられたけど、バランスを保とうと立ち上がった横山にエアガンが当たる

横「いっったっ!」

そのまましゃがみこんだ横山は俺にタックルしてきた
床に勢いよく頭を打つ
頭打ちすぎてほんまに気絶しそうやねんけど

一瞬、視界が白んだがグリップで横山の頭を殴り、怯んだとこをさらに鼻をグリップで殴る

横山の後ろに人影が映って、そのまま横山が俺に倒れこんできた

雛「はぁ、はぁ、」

信ちゃんがエアガンを横山に撃ち込んだらしくバラバラとBB弾が床に転がる
俺の上に乗っかった横山はまだ意識はあるけど動かれへんらしいから後ろ手に拘束する
ポケットに横山のスマホが入ってたから取り出すけどやっぱりパスワードがいる

倉「スマホのパスワードは」

横「ぅ、はぁ…、5555、09」

言われた通りに入れると開いた
電話帳から部下らしき男に電話をかける

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作者名:コーヒー豆 | 作成日時:2018年4月11日 17時

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