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横山組の事務所からは少し離れたところに車をつけた
周りは商店が多いらしくこの時間はほとんどにシャッターが降りてる
サラリーマン風の格好をした助手席に座ってた大谷さんが偵察に出ていった
あの人も相当長く丸山会におるし腕は信頼できる
ダッシュボードのインパネにはナビと時刻が表示されてる

23:51

雛「あと9分…」

丸「俺らの方の動き分かる?」

何か動きがあれば俺のスマホにメールで連絡が来ることになってる

倉「まだ報告は来てないよ、でも何台か怪しい車は見てるらしい」

丸「なら信ちゃんも動く方向でいく可能性が高そうやね、いける?緊張で固まるのが一番危ないから」

雛「うん、大丈夫」

丸「信ちゃんはたっちょんと一番後ろについてきて、3人で突っ込むから、たっちょんは絶対信ちゃんから離れんといて」

倉「了解」

偵察に行ってた大谷が帰ってきた

大「電気は組長室だけ点いてました、車は5台のうち4台出てるみたいです」

丸「これを罠と見るか素直に手すきやと思うかやね」

倉「警戒するに越したことはないってことやな」

12時ちょうどにポケットの中のスマホが震えてメールを受信した

倉「向こうに30人以上来た、横山と他幹部の姿はまだ確認できてないみたい」

何十人もの男が乗り込んでくる様子を写した写真が添付されてる

丸「よっしゃ、行きましょか」

車を事務所の前にぴったりとつけてキーを残したまま細い入り口に3人が入っていく
1階はガレージになってて3階建、階段しかない細い廊下でマルの後ろについて上がっていく

先頭が2階の扉を開けた瞬間、銃声の音が2発響いた

丸「いきなり実弾かよぉ〜」

ずっと支えてた信ちゃんが崩れた

倉「大丈夫、落ち着いて」

俺の腕にしがみついてるけど動けなくなると困るから手を離させて、俺が信ちゃんの腰に手を回す

丸「無駄撃ちしてこおへんな、意外と手強いかもなぁ…」

マルが合図をすると2人が突入してエアガンを連射してる音がする
時々実弾の音が混じるふ

2人が動きを封じてる間にマルが一人一人仕留めていってるらしい断末魔の声が聞こえる

.→←第3章



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作者名:コーヒー豆 | 作成日時:2018年4月11日 17時

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