ピリオドマン (ページ25)

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第3章ページ25

いつのまにか眠ってたらしい
ヴーッヴーッと机の上でスマホが振動する音で起きた
時計は11時ちょうどを指してる

信ちゃんもそれで起きたらしく眠たそうな目をこすりながら起き上がる

倉「おはよう」

雛「うん…、おはよう」

眠気覚ましにコーヒーでも淹れようかと立ち上がると絨毯にマルが大の字で転がってて一瞬ビビったけど寝息が聞こえた

倉「マル」

3人分のコーヒーを淹れることにしてポットに水を入れて沸かす

丸「あー、もう10時か」

意外とすんなり起き上がったマルが体を伸ばしてる

丸「着替えよーっと」

雛「俺この格好のままでいい？」

丸「いいと思うよ、そういえば僕おもちゃ屋さんで大人買いしてきてーん」

パンイチのマルが机の上に近くの商店街のオモチャ屋さんの袋を乗せる

雛「うわぁー！BB弾めっちゃあるー！」

謎にテンションが上がってる信ちゃん
確かにあんな大量のBB弾初めて見たけど
マルがササッと長袖のとジーンズを着て自慢するように袋から取り出す

丸「すごいやろぉ？全部買い占めてきてん」

雛「これ全部このボトルに移せばいいん？」

一緒に買ってきたらしくソースをかける空きボトルみたいなんが大量にある
信ちゃんが早速開封してBB弾をジャラジャラと移し始める

倉「こんだけあったら結構いけそうやな」

丸「まぁエアガンは怯ませるようやけどね、動かれへんくなったところを利き手を狙ってバンバン実弾撃っていくから」

雛「そんな利き手だけとか狙えるもんなん？」

丸「まぁ両手弾で潰せばええだけやし」

倉「最悪踏み潰すか折れば問題ないよね」

雛「あ、うん」

微妙に引き気味な信ちゃん
まぁ死ぬか生きるかやからな

BB弾を移し終わり、準備は整った

丸「さぁ行こか」

裏口から外に出て、しばらく歩いたパーキングエリアに黒塗りじゃない普通車が停められてる
もう2人、先に運転席と助手席に乗ってて、横山組の拠点がある吹田市に向けて発進した
念のため信ちゃんが後部座席の真ん中に座る

エアガンとピストルに弾が入ってるか確認する
大丈夫や