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思い出 ページ10

「服乾かすから、代わりにこれ着てて」

「・・・」

それと一緒にタオルを渡された

俺は黙って

入ったこともない奴の部屋にいる

偶然そこにいっただけなのに

こうなるなんて思いもしなかった

しばらくしても戻って来なくて

立ち上がろうとした瞬間

部屋のドアが開いた

「はい、これ」

目の前にはホットコーヒー

「じいちゃんのサービス」

ゆっくりと手にかけて

一口飲むと

それだけで分かった

「・・・おいしい」

「でしょ！」

ぱあっと笑って

俺に詰め寄って

顔が・・・近い

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作者名：青とんぼ | 作成日時：2014年10月6日 21時

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