喫茶店（山コンビ） (ページ5) - 小説

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思い出ページ5

漂ったコーヒーのにおいに

ゆっくりと身体を起こす

目は覚めていないのに

しっかりとエプロンを着ていた

階段を下りると

フライパンでウインナーを焼いている

その姿を見つめる

「・・・おはよう、翔くん」

俺の存在に気づいて

ふわりと笑うあなた

「おはよう、智くん」

たぶん今

俺はどうしようもなく緩んだ顔でいるだろう

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作者名：青とんぼ | 作成日時：2014年10月6日 21時