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舞台期間 ページ4

今日は久々に親友のるいと食事にきた。


友「お誕生日おめでとう」

「ありがと〜」

ちょっと豪華にフレンチ♪
隣のテーブルとの距離も離れているので、ゆっくり話せるレストランだ。


「ワインはボトルでいっちゃいますか♪」

友「お祝いだもん♪いっちゃいましょ!」


うみくんと海斗くんからも『ふたりで楽しんでおいで』って、ご祝儀もらっちゃったしw


友「誕生日当日は失礼しましたw」

「ほんと!あのタイミングはなしでしょw」

友「夜に会うとは聞いてたから、あの時は自分の家にいると思ったのよ〜。Aさ、今月ほとんどちゃかちゃんの家にいるんじゃない??」

「そうなのよ、先月の反動でw」

友「舞台中は頑張ったもんね。かなり情緒不安定だったけどw」

「そこは反論しないわw」





(回想)
舞台初日を目前にして、私たちはひとつの決心を固めた。


『いよいよ舞台がはじまるよ』

「うん…」

『千秋楽まで会うのはガマンする。LINEもしない…なるべく』

「うん……」

『最後にキスさせて』

「うん………」

『もう一回』

「うん…………」


何度も何度もハグとキスをくり返し、この世の終わりのような顔をしながらも「応援してるね」『頑張るよ』と言い合って別れた。
家に戻った私はたまらずワンワンと泣くことになったがw

ふたりとも仕事はきちんとこなした。
その分、OFFの時間の腑抜けぶりがひどかった。

さらに迷惑を被ったのは、元太さんだろう。
私は元太さんと顔をあわせる度に、


「舞台は順調ですか?海斗くんは元気にしていますか?何か必要そうなものはありますか??」


と、舞台で疲れて帰ってきているのに質問攻めをしていた。


元「だ〜いじょうぶ!ちゃか、元気にやってるよ!少しは俺の心配もしてよ〜w」


しかも劇場に行けば、


『昨日、Aが来てたのか?元気だったか?寂しがってなかったか??』


と、海斗くんからの質問攻めにもあっていたらしい。

しかも、元気だと返せば『俺に会えなくても、Aは平気なのか…』と拗ねる始末w
とにかくふたり揃って元太さんに厄介な絡み方をしていたのだった。




友「海人や他のメンバーさんもかなり気を遣ったってよ!」

「ごめんね………って、るい!いつから“海人”呼びになったのよ!!」

友「そこ!?今、そこ気にする??」

「何?どーゆーこと??」

友「はいはい、グラスが空ですよ〜w」


私たちがボトルを空けるのは時間の問題だった。

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作者名:みー | 作成日時:2020年11月23日 0時

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