コネクト4[ARS] (ページ11)

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Aside
アリア「やっと来たわね。」
8階にいたのは1人の女性だった。
周りにはたくさんの機械が置いてある。
この人の魔力量やサイクル量はかなり少ないけど、機械はかなり手ごわそうだ。
A「あなたがリユースのリーダー？」
アリア「そうよ、リユースをまとめるアリア。
ここまで来たことは褒めてあげるけれど、ここまでね。
私はあなたたちが来るのをずっと待っていた。」
うっすらと笑みを浮かべるアリア。
アリア「潤、久しぶりね。元気にしてた？」
潤？アメジストじゃなくて？
まさか知り合いなの？
そういえば、後ろにいる5人のオーラが揺れているような。
潤「・・・おまえに・・名前なんて、呼ばれたく・・ない…」
アリア「まぁ、実の母だというのにあまりの言われようね。」
実の母！？
潤くんの母親ってこと？
アリア「知らないのはAだけね。あなたの想像通りよ。
潤は私の息子。
もう離れ離れになってかなり経つけど。」
やっと会えたわ、と嬉しそうに口元を緩めてるけど、
みんなを見る限りこの人との間によくない何かがあったことはわかった。
A「あなたは何を企んでるの？
私のお姉ちゃんを連れ去ったのもあなたでしょう？」
アリア「そうね、穂香ちゃんだったかしら？
私はあなたたちがほしかった。
あの子はおとりとでも言うのかしら。
あなたたちがリユースの存在を突き止めるまでかなり待ったわ。」
A「お姉ちゃんは、お姉ちゃんは無事なんでしょうね。」
アリア「さぁね。あなたが私の要望に応じてくれたら教えてあげてもいいけれど。」
A「あなたの要望？」
アリア「私から潤を奪ったビジューへの復讐と潤をもう一度手に入れること。
それからあなたの魔力を分けてもらうこと。」
いやいや、潤くんはあなたのものじゃないから。
私の魔力をあなたにあげる？
そんなこと、絶対にするはずがない。
A「あなたに魔力を分けるつもりはない。
潤くんもビジューも私が守る。」
アリア「あらそう。残念だわ、力づくはやりたくなかったのだけど。
仕方ないわね。」
ふわっと周りの空気が動き、目の前に現れたのは…
悪魔の1グループの総裁、ピアだった。