コード・ブルー（ Ⅲ ） 3→4 (ページ6)

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『誤嚥するとまずい、挿管しよう』

冴島「はい」

『ベルト外します。カフ固定してくれる？』

冴島「はい...。はぁ、はぁ…、、。」

『はるちゃん…？どうかした？』

明らかに冴島の様子がおかしかった。

冴島「あっ...」

すると…

バタン

冴島は意識を失い、秋元のほうに倒れ込んだ。

『はるちゃん…っ！？しっかりして！！』

灰谷「うっ...」

灰谷まで吐きそうな感じになる。

『灰谷…っ！どうしっ...、…！？』

ぐらっ…、、。

『(目の前が...ボヤける、頭痛い・・っ。)』

『なに？・・・なんで…(吐瀉物...、、まさか！)

早川さん！何か分からないんですけど、
機内の空気が汚染されてます！』

早川「汚染？！」

『窓開けますね！』

灰谷「何これ！？...窓開けます！」

ヘリの窓を開けて、外に空気を流す。

『(とにかく今の状況を、翔北に伝えないと...)』

カチッ…

『こちら翔北ドクターヘリ。

ヘリ機内で患者が嘔吐。吐瀉物を浴びた冴島さんが..気を失いました」

藍沢〈…！！〉

『はぁはぁ...。。灰谷、倉科も、…っ吐き気、目眩の症状が出てます…っ、、』

藍沢はCS室へ入る。

藍沢「到着、あと何分ですか？」

町田「およそ、5分です」

藍沢「倉科、除染の準備しとく」

『はぁはぁ...、、お願い...。。

(お願い…っ、、はやく、はやく病院に着いて...。
じゃないとはるちゃんが…お腹の赤ちゃんが…っ)

…早く。、。』

意識が朦朧とする中、そのことだけを考えていた。

名取「除染って何があったんですか？」

白石「患者が何か毒物を飲んでいたかもしれない」

名取「そんな...」

白石「ドクターヘリに乗ってる全員が汚染されてる可能性があります」

橘「分かった、初療室とヘリポート、救急外来は立ち入り禁止にしてもらう。患者の移動はこっちでやる」