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Episode 5 ページ15

『sとmとyとfと2。』



あの後、愛羅ちゃんも嫌がっていたので
2人で北玉に断ろうとしたが



結局断れず、今目の前には…



「どーも!千賀健永でーす!」

「えっと、如月Aです…!」



メンバー最年少。千賀さんが座っています。



メンバーさんのことは
裕太と出会う前からも何となく知っていたし、
付き合ってからは余計しっかり見ているから
名前と顔くらいしっかり一致する。



ちゃんと覚えておいて良かったーなんて考えていると
千賀さんがそのまま身を乗り出して私にグッと近づいてきた。



「えっ…?!」

「ほぉ…やっぱり肌綺麗ねー」

「…はい?笑」

「あー、ごめんごめん笑」



千賀さんはパッと離れると
そのまま続けた



「やっぱり玉の彼女なだけあるからAちゃんも肌綺麗なのかなーなんて思ったら、本当に揃いに揃って白くて透明感あるから凄いな〜って思っちゃったの笑」

「そうだったんですね、でも透明感あるのは裕太だけだと思いますけど笑」

「そー?Aちゃんも相当綺麗よー?」

「いやいや、それなら千賀さんの方が綺麗ですよ?」

「えぇ嬉しいこと言ってくれるじゃーん!笑」



千賀さんも話してみると話しやすい人だ。



その後も美容の話をしていたらあっという間に5分経っていたようだ



裕太が「5分経ってますよー」と声をかけてくれなかったら時間も忘れていた気がする



「Aちゃんありがとー!また話せる機会あったらお話しよーね〜笑」

「是非笑」



じゃーね、と席を立った千賀さんと入れ替えに
また後ろにグッと体重がかかった



言われなくても分かるでしょう。



うん。裕太ですね。

.→←.



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作者名:桃 葉 こ な つ | 作成日時:2023年1月22日 4時

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