激甘レモネード (ページ13)

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部屋の中にあった席に座る。

私の横に裕太。
前に北山さんの彼女さんで、その横に北山さん

「じゃ、かるーく自己紹介からかな」

全員が席に着いたとこで北山さんが口を開いた

「北山宏光でーす。職業はアイドルやってまーす」

「知ってまーす」

「玉森さーん？口を挟まないでくださーい？」

「あ、次俺ね？知ってると思いますが玉森裕太です。Aの彼氏、一応アイドルでーす」

北山さんを無視しながら裕太が軽く自己紹介をして
順番的に次は私っぽい

「えっと、如月Aです。カフェ定員やってます」

と自己紹介すると

前に座っていた北山さんの彼女さんが「え！」と驚きの声を上げた

「私も苗字“如月”って言うんですよ！如月愛羅です！」

「えぇ？！」

まじでびっくりした
同じ苗字？！

自分の親戚以外に同じ苗字の人初めてあったかも…

すると裕太と北山さんもすかさず突っ込む

「え、まじなの？！Aちゃん愛羅に合わせようとしてない？？」

「合わせてない…Aは如月で合ってる笑」

「マジかよww」

彼氏s2人は大爆笑

私達も顔を見合わせて笑った

「こんなことってあるんだね笑」

「ね！びっくりだよ…笑Aちゃんって呼んでもいいかな？」

「うん！私は愛羅ちゃんって呼ばせてもらってもいい？」

「ぜひ！あ、連絡先交換しない？」

「もちろん！！」

スマホを取り出し、
愛羅ちゃんのQRコードを読み取る

“如月愛羅”

そう書かれた名前を見て
本当に同じ苗字なことを実感する。

「同じ苗字って、なんか変な感じだね笑」

「確かに！不思議な感じ笑」

愛羅ちゃんもスマホを見ながら笑う

そんな様子を見て裕太も北山さんも
嬉しそうにしていた。

そしてそのまま裕太が口を開く

「さーて。そろそろメンバー来ちゃうんじゃない？」

「あ、そっか挨拶しないと…！」

「うん。Aが嫌なら無理しないでいいからね？」

「大丈夫！ちゃんとできるか分かんないけど頑張る。」

「流石俺の彼女笑」

「愛羅も。挨拶よろしくな」

「みっくんは“無理しないでね？”の1言無いの？」

「え、無理してんの？」

「……してないけど。あーあ、玉森さんみたいに心配して欲しかったなぁ」

「俺はお前を信用してんの！」

「ミツ？あたかも俺が、Aのこと心配してないみたいじゃんやめてよ」

この4人でいるのは本当に楽しい

少しふざけたやり取りをしてるうちに
余裕で7時を超えていた。