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九 「…おかしい。絶対なんかあったな。」
デカい取引が続き、Aに最後に会ってから、もうすぐ3週間が経とうとしていた。
ようやく取引は両者の落とし所でということになり、
3徹をキメて作成した報告書などをUSBに保存して、
首領であるマイキーに持って行こうと部屋を出た。
…その時だった。
アジトの中でブチ切れながら蘭を追いかけ回していた三途に、
そのUSBを撃ち抜かれ、
粉々に壊されたのだ。
何とか作成し直して、
マイキーに持って行き、
久しぶりにまともなメシでも食いに行くか、と考えながら、
Aに電話をかけた。
最初はいつも通りの優しい声に癒され、
ヤク中とその他に対する苛々が消えていくようだった。
しかし、何か様子がおかしいことに気付く。
何だか早く電話を切らせたいような…？
彼女から電話を切ろうとしたことは、今までに一度もないのに。
いくら俺が昼メシを食べていないからって…。
まぁ、自分より他人をいつも気遣っている彼女のことだから、
おかしくないと言えば、おかしくはないのだが…。
何とも言えない違和感。
もう一度何かあったのか聞こうとしたが、
彼女に遮られ、
早々に電話を切られてしまった。
とりあえず今日は21時から幹部会がある。
現在18時23分。
それまでに資料を揃えなければいけないから…と
逆算していく。
まぁ、1時間ありゃ幹部会の資料は揃うな。
先にそっち片付けて、その後で顔見に行くか。
A？俺に隠し事なんて、早すぎ。
俺は晩メシをキャンセルし、
倒れている三途を踏みつけて自室へ戻った。
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きりん。(プロフ) - 紫月@ｴﾀﾌｪｱさん» たしかに今回まとめて更新できて、早めにお届けできましたねー。読んでいただきありがとうございます！ (2022年11月6日 2時) (
レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
紫月@ｴﾀﾌｪｱ(プロフ) - もう4話終了！？速い、早すぎる((そして、好き (2022年11月5日 23時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - bloodyrose77さん» そんな風に言っていただけるなんて、本当に恐縮です。最後までキュンキュンをお届けできるよう、頑張りますね！ (2022年11月5日 17時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
bloodyrose77(プロフ) - ココ落ちの夢小説の中でナンバーワンになりました！言葉に長けてらっしゃってとても、読みやすく尚且つとてもキュンキュンなるお話でした！更新楽しみにしております！ (2022年11月5日 16時) (レス) @page48 id: 1b5535e4ab (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - ちいさん» なんてこと…！ありがとうございます！とっても嬉しいです。まだ誰をお相手にするかは決めていませんが、新しいお話もご期待に添えるよう、がんばりますね！ (2022年11月5日 15時) (レス) id: 34dfd6e82d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年10月30日 23時
